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子どものケガや病気の不安を和らげる工夫

2020.02.06
  • 高畑校

こんにちは。名古屋市・豊田市の発達障害専門の個別指導塾・児童発達支援のステラ幼児教室・個別支援塾です。

第8回日本小児診療多職種研究会が静岡県立大学短期大学部にて開催され参加してきました。2月というのに静岡は春のような陽気に包まれていましたがそこには多くの医療従事者や子どもに関わる職種が集い様々な発表を聞き真剣に学びとる姿がありました。その中から今回は痛みの緩和に対する取り組みについてお伝えします。

子どもが怪我や病気になると痛みや不安で泣いたり処置を怖がったりと様々な問題がありますね。日本人は我慢しないとなんて言ってしまいがちですが、イギリスではかなり昔から穿刺時など痛みを緩和するクリームの使用が当たり前に行われていたそうです。日本でも数年前から局所麻酔クリームまたはパッチが使用できるようになったそうですが、医療現場ではその他にも多職種が連携し子どもたちの痛みや不安、ストレスを和らげるため意見を出し合いより良い医療を提供できるよう取り組んでいます。

例えば子ども自身が今どんな状態であるのか、今からどんな処置をするのかについて、大きなクマの縫いぐるみ等を使って見通しがつくよう可視化してあげる。穿刺の際にも看護師等が子どもとゲームや玩具で遊んでいるうちに、子どもの背後や下方から怖がらせることなく処置するなどです。

このような取り組みは子どもへのメリットだけではなく医師も処置がしやすくなり一石二鳥といえます。また発達障害のお子さんも見通しを持たせてあげることで落ち着いて受診がしやすいかもしれませんね。全ての病院がこのようにはいかないと思いますが、かかりつけ医を持ちお子様の特性を知っていただくことは大切だと思います。

幼少期に痛い思いをして忘れられないでいると大きくなってからも痛みを我慢して、受診が遅れてしまうケースがあるそうです。幼少期の体験は大切にしたいですね。

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