筆圧のコントロールが難しい子どもに合わせてトレーニングする方法
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発達障害児専門の個別支援塾、ステラ個別支援塾・刈谷校です。
デジタル学習が広がる昨今。
軽い書き心地、簡単に消せる、など利点は多いものの、筆記具で紙に書く場面はまだまだ多くあります。
筆圧が強い・弱いお子さんには、往々にして困りごとが起こります。
刈谷校教室長は、筆圧でお困りの生徒さん達に、こんな印象を持ったそう。
「筆圧が強めなお子さんは、『頑張りたい』『綺麗に書きたい』という気持ちが強く、書くのに疲れて力尽きてしまう様子」
「筆圧が弱めなお子さんは、指先に力が入りづらく、走り書きや殴り書きのようになってしまい、書き直しや減点をされて書くのが嫌になってしまうのでは?」
筆圧の加減が難しいお子さんの場合、手指の動かし方や力の調節が苦手なことが多いです。
「少し強く書いて」「少し弱く書いて」と言われ、お子さん自身が意識してもなかなか直すことが難しい場合、文字を書くことに苦手意識が生まれやすくなります。
お子さんが苦手意識を強くしないように、筆記具の持ち方や姿勢などの見直しによって、筆圧を改善することが有効です。
鉛筆を持つ際の補助器具もありますが、お子さんによっては合わないこともあるため、刈谷校では無理に使用せず、具体的には次のような取り組みをしています。
筆圧が弱めのお子さんには、「ザラザラな下敷き」を使っています。
引っかかりがあることで、書いている感覚を知ってもらう目的です。
筆圧が弱くても線が浮き出やすくなるので、自分の書いた線や文字の形を確認しながら書きやすくなります。
使ったお子さんは「何これ!」と、デコボコ感覚を楽しんで書いてくれます。
筆圧が強めな場合、力を抜くことが重要です。
姿勢良く座り肩の力を抜くのに加え、握ると落ち着くグッズなどでリラックスするなど、書く前の準備をしっかり行っています。
他にも筆圧をコントロールする力をつける練習として、強いお子さんは指先に力が入りやすいので、「やわらかいものをそっと触ったりつまんだりして、力を抜く練習をする」や、筆圧が弱いお子さんは「大きく身体を動かす粗大運動をしっかりしてから、微細運動に移行する」、「目と手の協応動作の練習をする」など、様々な練習方法があるようです。
筆圧のトレーニングも、お子さんに合わせて、楽しく取り組めるようにすることが大切です。