発達障害児専門の個別支援塾、ステラ個別支援塾・刈谷校です。

各教室の待合スペースには、様々なおもちゃが置かれています。
実はこれらのおもちゃ。待ち時間を過ごす手段としてだけでなく、生徒さん達の成長にもつながっています。

今回は、刈谷校にあるおもちゃをいくつかご紹介します。

ある日、勉強がつらくて泣いてしまった生徒さん。
その時に手に取ったのは「風車」です。
くるくる回るのを眺めているうちに気持ちが落ち着いて、授業に戻ることができました。
風車は、回るものを見るのが好きな生徒さんには人気のおもちゃです。
また、息を吹きかけて風車を回すことで、口の動かし方や息のコントロールの練習になり、スムーズな発話のための訓練をすることもできます。

そして、意外と人気なのが「ハンドグリップ」。
握力を鍛える道具ですが、手先にうまく力が入らない、手先が不器用といった生徒さんにも有効です。
両手でしか握れなかった生徒さんが、繰り返し使ううちに握力が鍛えられ、「片手でできた！」と見せにきてくれることもあります。

また、「地球儀」もなかなかの人気です。
「地理が好き」な生徒さんと「ただ回したい」生徒さんとで用途が分かれますが、それぞれ学習につながっています。
地理が好きな生徒さんは、指示された国名を地球儀から見つけ出したり、指さした国をすぐに答えてもらったり、といった先生とのやり取りができます。
回すのが好きな生徒さんは、回転させて眺めるうちに、国の形や国名、地名など、知らないうちに勉強になっています。

おもちゃはそれぞれ１つずつ。
使いたい生徒さん同士で喧嘩になるかと思いきや、案外そうでもありません。
他の生徒さんに「次貸して」と話しかけたり、お互いに空気を読んで譲り合ったりしています。

生徒さん達は、授業前や授業後に、おもちゃを介して、いろんな形で成長の時間を過ごしています。