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赤ちゃんの後追いはいつから?不安な時期の対処法をやさしく解説

2026.03.01
  • 支援方法・家庭での過ごし方

「ちょっと離れただけで泣いてしまう…」そんな赤ちゃんの様子に、戸惑いや心配を感じることは多くあるかと思います。
後追いは、赤ちゃんが成長する過程で多くのご家庭で見られる自然な行動です。とはいえ、家事や外出が思うように進まなくなり、負担に感じることもあるでしょう。
そこで本記事では、赤ちゃんが後追いをする理由、始まる時期、そして日常でできる対処法について解説していきます。

赤ちゃんの後追いとは


赤ちゃんの後追いとは、ママやパパなど身近な人が見えなくなると後を追ったり泣いたりする現象を指します。
大好きなママやパパが見えないことを不安に思い、後を追う様子は可愛らしく庇護欲を感じるものの、「トイレに行っている間ずっと赤ちゃんが泣いている」「お風呂もゆっくり入ることができない」と少し疲れてしまうこともあるでしょう。

また、後追いがないことに不安を感じるママやパパも少なくありません。後追いは成長の大切な課程です。後追いについて理解することで、赤ちゃんがどうして泣いているのか理解するきっかけがつかめるでしょう。

赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?


「うちの子どもはまだ後追いがないけれど大丈夫?」そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。
一般的に赤ちゃんは、生後8〜10か月頃から後追いが見られるようになりますが、始まる時期や程度には個人差があります。また、後追いは発達の一環であり、心配しすぎる必要はありません。
ここでは、一般的な後追いの始まり時期とその理由、そして期間や特徴について具体的に解説していきます。

後追いはいつから始まる?

後追いは一般的に、生後8〜10か月頃に見られるようになります。この時期は「ハイハイ」や「つかまり立ち」で移動できるようになり、親の後を物理的に追える発達段階です。さらに、親との愛着関係が深まり、「離れると不安」「そばにいてほしい」という気持ちが強くなります。

  • 親の姿が見えないと泣く
  • 別室まで後を追う
  • 戻ると笑顔になる

これらは健やかな心の成長を示す自然な行動であり、安心できる関係を築けている証拠です。

後追いはいつまで続く?

後追いのピークはおおむね1歳前後で、1歳半〜2歳頃には落ち着いていくことが多いです。成長とともに言葉や遊びが発達し、安心できる時間が増えるためです。ただし、生活環境の変化や体調不良などで一時的に後追いが再発することもあります。

  • 2歳頃まで続くこともある
  • 幼児期に入ると自然に減る傾向
  • 安心できる経験の積み重ねが大切

この期間は、赤ちゃんが親を必要としている証拠です。できる限り応えてあげることが、安心感と自信につながります。

赤ちゃんが後追いする理由は?


「どうして私のあとをいつもついてくるの?」と不思議に思う保護者の方も多いかもしれません。
後追いは、赤ちゃんが親への愛着を深め、安心できる存在を求める気持ちの表れですが、成長とともに「親が見えなくても存在している」という理解が芽生えることで、離れると不安を感じやすくなります。
そこで本項では、後追いが起こる心理的・発達的な背景、赤ちゃんの行動の意味などを理解できるように解説していきます。

親との愛着形成が進んでいる証拠

後追いは、赤ちゃんが親との「愛着関係」をしっかり築き始めた証拠です。生後6〜12か月頃になると、親が自分にとって安心できる存在だと理解し、その姿を求めるようになります。

  • 親が近くにいると安心して遊べる
  • 離れると泣いたり後を追ったりする

これらは、親を信頼し「大好き」という気持ちを表す自然な発達過程です。愛着形成は、将来の人間関係や自己肯定感の土台にもなりますので、後追いは健やかな成長の一歩と受け止めてよいでしょう。

親が見えなくてもいるとわかってくる時期

この時期の赤ちゃんは、「物の永続性」という発達段階に入ります。これは、見えなくなった物や人も存在し続けると理解できる力です。生後6〜8か月ごろから芽生え、親の姿が見えない=いなくなった、と感じて泣く行動につながります。

  • 姿が見えなくなると不安そうに探す
  • 声や足音で親を探し当てる
  • 部屋に戻ると笑顔で迎える

この行動は、記憶力や認知力の成長の証でもあります。親を求める気持ちは、健やかな脳の発達と深く関係しています。

不安や寂しさを泣いて伝えている

赤ちゃんは言葉を使えないため、不安や寂しさを「泣く」という方法で伝えます。後追いのときの泣き方は、単なるぐずりではなく「そばにいてほしい」というサインです。

  • 姿が見えなくなった瞬間に泣き出す
  • 戻ると泣き止み安心した表情になる
  • 抱っこや声かけで気持ちが落ち着く

このように、泣くことはコミュニケーションの一部であり、信頼関係を深めるチャンスでもあります。抱っこや声かけで安心感を与えることが、赤ちゃんの心を安定させ、後追い期をスムーズに乗り越える手助けになるはずです。

後追いが赤ちゃんに与える影響


後追いは赤ちゃんにとって重要な発達のひとつです。続いては、そんな後追いが赤ちゃんに与える影響を紹介します。

愛着を促す

後追いは「分離不安」という発達現象のひとつであり、赤ちゃんが感情や愛着を育てている証でもあります。
この経験を通じて、赤ちゃんは「親が自分を守ってくれる」という信頼感を深め、自立への土台を築きます。また、泣いて気持ちを伝えることで、コミュニケーションの基礎も学んでいきます。つまり後追いは、ただ大変な時期ではなく、心と社会性の発達に欠かせない過程なのです。

筋肉の発達を促す

後追いし、移動することで赤ちゃんは体をよく使います。腕や足などの筋肉が発達し、身体の成長を促すことに繋がるでしょう。

また、後追いを止めるためにママやパパが話しかけることで、コミュニケーションの発達にも良い影響をもたらします。

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後追いする赤ちゃんへの対処法


後追いが始まると、「少しも離れられない」「泣き続けて家事が進まない」と困ってしまう場面も増えてくるでしょう。
この時期は、赤ちゃんに安心感を与えつつ、保護者も無理をしない方法を取り入れることが大切です。声かけやスキンシップ、見える場所での家事、安全なスペースや遊びの活用など、工夫次第で日常がぐっと楽になります。
さいごに本項では、後追いが大変に感じるときの具体的なサポート方法をご紹介していきます。

声をかけてから離れる

後追いが激しいとき、最も大切なのは赤ちゃんに「安心感」を与えることです。赤ちゃんは、親が自分を置いていってしまうのではないかという不安から泣きます。そのため、できる限りスキンシップやアイコンタクトを取り、「ここにいるよ」と伝えてあげましょう。

  • 抱っこして背中をなでる
  • やさしい声で名前を呼ぶ
  • 短い時間でもそばにいる

このような小さな積み重ねが、赤ちゃんの心を落ち着け、後追いの不安をやわらげます。

抱っこ紐で赤ちゃんと一緒に移動する

どうしても目を離せない家事や来客対応などのときは、安全に過ごせるスペースを活用しましょう。また、べビーサークルや抱っこひもは、赤ちゃんが安心でき、親も作業に集中できます。

  • ベビーサークル内にお気に入りのおもちゃを置く
  • 抱っこひもでおんぶして家事をする
  • 生活の中で短時間ずつ慣れさせる

このような一時的な工夫は、赤ちゃんの安全と親の安心の両立につながります。無理に離れるよりも「安心できる距離」を保つことがポイントです。

少しずつ離れる時間に慣れさせる

少しずつひとりの空間に慣れさせるのもひとつの方法です。まずは、絵本やおもちゃなどに夢中になっている間、赤ちゃんの背中側に回って視界に映らないようにしてみましょう。

見えなくてもそばにいることを伝えるため、背中から抱え込むように抱っこするのもよいでしょう。

徐々に、ひとりで過ごす時間を作っていくと「今見えてなくてもママやパパは必ず戻ってくる」と学習し、後追いが減る可能性もあります。

後追いしても安全なように家具を配置する

後追いは身体の発達も促すため、無理やり止めなければいけないものではありません。しかし、後追いするルートに危険がないか確認しておきましょう。

配線にひっかかったり、落ちているものを誤飲するなど、思わぬ事故を引き起こす可能性もあります。後追いする際に赤ちゃんが通るであろうルートは、常に安全を確保しておくことが大切です。

後追いする赤ちゃんは預けられる?


赤ちゃんに後追いがあるものの、誰かに預けなければいけないシーンもあるでしょう。特に、ママやパパが病院に行く際や冠婚葬祭の行事に参加する際、赤ちゃんを預けたいと考える人も多いです。

後追いする赤ちゃんを預ける際には、以下のポイントを押さえて適任者にお願いできるよう検討してみてください。

頻繁に会う人に預ける

赤ちゃんはさまざまな人に愛着形成をしていきます。そして、その比率は会う頻度に比例するといってもよいでしょう。
赤ちゃんの祖父母やママ・パパの兄弟、頻繁に会う友人など、これまで赤ちゃんと多く会っている人に預けると赤ちゃんも「あ、この人知ってる」と思い、安心感を抱きやすくなります。

安心できる自宅で預ける

赤ちゃんは安心感を求めて後追いをしている可能性もあります。ママやパパのそばが安全だと理解しているから、安全を求めて追っているのです。

いつもの自宅から離れ、さらにママやパパが見えなくなったら、赤ちゃんが不安になってしまうのも仕方ないでしょう。

可能であれば、自宅に人を招いて預ける方が、赤ちゃんは安心して落ち着きやすくなる可能性があります。

泣いてもいつかは慣れると割り切って預ける

保育所などに預ける場合など、どうしても上記の対応法ができないことがあります。大泣きする赤ちゃんを預けるのは心苦しいでしょう。しかし、赤ちゃんは順応性が高いです。最初は、後追いして泣いていても、しばらくすると環境や人に慣れていくことが多いです。

赤ちゃんと過ごせる時間に丁寧に対応してあげれば、愛着形成にも影響は与えにくいでしょう。割り切って、預けてしまうのもひとつの方法です。

後追いをしない赤ちゃんは問題がある?


赤ちゃんが後追いをしないと「もしかして、障害があるのでは?」「私のことを好きじゃなの?」と思うママやパパもいるでしょう。しかし、赤ちゃんの後追いは必ずしも全ての赤ちゃんに見られる現象ではありません。

続いては、後追いをしない赤ちゃんについて解説します。

後追いをしない赤ちゃんもいる

後追いの始まり自体には大きな個人差があります。6か月頃から始まる子どももいれば、1歳を過ぎてから見られる子どももいます。後追いが早い・遅いこと自体が発達の遅れを意味するわけではありません。

  • 発達スピードはそれぞれ違う
  • 生活環境や兄弟姉妹の有無も影響する
  • 気づかないうちに軽く後追いしていることもある

後追いの有無と発達障害の関係性

発達障害のなかでも、自閉スペクトラム症の赤ちゃんは後追いをしないケースが多いです。ハイハイなどができるようになると平気でママやパパから離れていったり、ママやパパが見えなくても平気でひとりの時間を過ごしていることがあります。

しかし、後追いをしない事だけで自閉スペクトラム症と判断できる訳ではありません。後追いしないからといって自閉スペクトラム症を疑うのではなく、発達を観察しながら他にも気になることがあれば専門家に相談してみるのがおすすめです。

後追いは赤ちゃんの成長過程の一部~かかわりの中で安心感を育んで

赤ちゃんの後追いは、生後8〜10か月頃に多く見られる自然な発達現象で、親との「愛着形成」や「物の永続性」の理解が進むことで起こります。
親が安心できる存在とわかる一方、姿が見えなくなると不安や寂しさを感じ、泣いたり後を追ったりする行動につながるというわけです。
始まる時期や程度には個人差があり、6か月頃から見られる場合もあれば、1歳を過ぎてから始まる場合もあります。後追いは信頼関係や自立の土台を築く大切な過程で、多くは1歳半〜2歳頃までに落ち着きますが、環境の変化などで一時的に再発することもあります。
対応の基本は安心感を与えることで、見える場所での家事や声かけ、スキンシップが効果的です。必要に応じてベビーサークルや抱っこひもを活用し、手遊びや音楽、動画などで気をそらす工夫も有効です。
こうした関わりを通して、赤ちゃんは安心感と信頼を育み、成長に伴い自然と後追いは減っていきます。

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