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2024年4月に開校した「学びの多様化学校」についてご紹介します

2024.04.13
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 進学・受験

以前のコラムで「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)」についてご紹介しました(不登校特例校に日進高校!2026年4月から新たに愛知県立高校の中高一貫教育を導入する6校が発表される)ように、愛知県だけなく、全国的に「学びの多様化学校」は増えています。
国は、学びの多様化学校を「2028年までに全都道府県に設置」「将来的に全国300校設置」を目指しており、2024年には全国35校(うち公立21校、私立14校)になりました。
(文部科学省のHPより)

そのうち、2024年4月に開校した「学びの多様化学校」を6校ご紹介します。

玖珠町立学びの多様化学校(大分県)

4月開校の小中一貫校、九州初の公立の学びの多様化学校です。
行事は入学式と卒業式のみ。
制服、定期テスト、修学旅行はありません。
部活動もありませんが、自主的なクラブ活動は容認される予定です。
「学校の当たり前」を極力除き、子供達が社会と何らかの形で繋がる場を目指しています。
始業は9時30分と、起床や登校に余裕を持たせ、授業がつらくなった場合などには、別室で休憩したり、早退することも可能です。
通常の小・中学校より、一般的な教科の授業数を削減し、年間の総授業時間数を減らしています。
その代わり、下記の3つの教科が新設されます。
・「探究」:自らの関心に従ってテーマを設定する教科
・「対話」:コミュニケーション能力を養う教科
・「野遊び」:町の豊かな自然を生かした学習を行う教科
新教科は、他の学年の生徒同士でグループになって学びます。
近年注目されている欧州発祥の「イエナプラン教育」にならった試みで、異なる年齢の子供達がお互いの認め合う姿勢を養う狙いもあります。
(参考:玖珠町HP、読売新聞オンライン)

延岡市立南浦中学校 学びの多様化学校分教室「熊野江教室」(宮崎県)

南浦中学校の学級が増えるという形ですが、市立熊野江小学校の3階に設置されます。
不登校生徒に配慮し、中学校内に分教室をつくらず、小学校の児童と分教室に通う生徒の導線も分けられるようです。
各学年10名程度、計30名程度の生徒が受け入れられる予定です。
生徒募集は、学期に1回程度で予定されています。
授業は9時30分から15時5分で、午前と午後の各2コマずつ。
制服、給食はありません。
新教科として、以下の4つがつくられます。
・「芸術」:音楽、美術、技術、家庭科を合わせた教科
・「セルフマネジメント」:道徳と特別活動(学級活動)を合わせた教科
・「プロジェクト学習」(探究型学習):興味・関心に基づき問いを立て、解決を探る教科
・「個別学習」:国語、社会、数学、理科、外国語の時間を削減した分を補う教科
新教科によって、授業時間数が減っても目標到達点を通常の中学校と同じにする狙いです。
(参考:朝日新聞デジタル、NHK NEWS WEB、夕刊デイリーWeb)

東京みらい中学校(東京都)

4月開校の足立区内初の学びの多様化学校です。
校舎は8階建て。体育館を「アクティブルーム」、職員室を「スタッフルーム」と呼ぶなど学校色を除く配慮がなされます。
タブレットが1人1台支給され、デジタル教科書やAIドリルなど、多様なICTツールで生徒の興味、関心を引き出します。
特色のあるカリキュラムとして、以下の2つの教科が新設されます。
・「マイタイム」:生徒自身が1日の学習予定を立て、振り返りを行う
・「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」:適切なコミュニケーション力や協調性を身につける
運営法人の関連専門学校と連携し、中学から専門的な職業訓練の一部を体験できます。
不登校の生徒への対応にノウハウを持つ専門学校と、区立の小・中学校とで連携を深め、区の不登校支援の充実を目指しています。
既存の教育過程では十分に履修できない生徒に対して、特例校制度を活用した義務教育の学びの場として、フリースクールなどとも連携を推進していきます。
(参考:東京みらい中学校HP、足立区HP、PR TIMES、足立新聞)

岡山県美作高等学校普通科「Bloom」コース(岡山県)

美作高校普通科にコースが新設される形の、中国地方初の学びの多様化学校です。
初年度の募集定員は20名。
早朝の登校がつらい生徒や、他コースの生徒との接触が気になるなどを考慮し、1時間遅い始業になります。
年間の取得単位数は削減され、普通科の科目が減る代わりに、体験型授業が多く取り入れられます。
コミュニケーションを学ぶ授業や、地域保育園、高齢者施設でのボランティア、農業体験などを通じて、職業観を育みます。
年間授業時間数の1/3まではオンライン受講が可能。
2年進級時には、他コースへの変更が可能と共に、他コースからの受け入れも行われます。
(参考:岡山県立美作高等学校HP、津山朝日新聞社、OHK 岡山放送)

大阪市立心和中学校(大阪府)

昼間部(学びの多様化学校)と夜間部(夜間学級)の2部制の中学校です。
4月開校で、昼間部の各学年1クラスずつ、年間の受け入れ予定は70名程度です。
昼間部のコマ割は、13時15分から18時10分の全5限を予定。
総合的な学習以外の教科等を削減、総合的な学習時間を追加し、年間の総授業時間数は減る予定です。
制服、体操服、鞄の指定なし。
定期テスト、給食、部活動なし。
教室内には、視線をさえぎる仕切りが設置されます。
また、自由に使用できる休憩部屋や、各階に性別問わず使用できる多目的トイレが設置されます。
登校時間を遅くし、授業時間数を減らすことで、生徒の負担を軽減させます。
夜間中学校との合同授業があり、世代・国籍を超えた交流が行われます。
(参考:心和中学校HP 、大阪市HP、NHK NEWS WEB、朝日新聞デジタル)

大牟田市立宅峰中学校ほしぞら分校(福岡県)

4月開校の、市立松原中学校内に併設される夜間中学校です。
修業年数3年、最長6年まで在籍が可能。
1学年1クラス、計3クラスが設置されます。
基本は4月入学ですが、生徒の実態に応じて学期途中からの入学が可能。
同じく学齢期の生徒も、実態に応じて学期途中の転入が可能です。
学び直し、進学ニーズが多いことを踏まえ、5教科の学習を丁寧に行い、総合的学習や実技系の教科等も授業内容が工夫されます。
制服、体操服、鞄指定なし。
学校行事は、生徒の実態や意向を踏まえ、工夫して実施される予定です。
授業料は無料、教科書も無償配布されます。(学用品、学校行事等にかかる実費は自己負担)
(参考:大牟田市HP)

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