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IQ170!!自閉スペクトラム症の天才少年

2015.01.08
  • ASD(自閉症スペクトラム)
  • 発達障害
  • 支援方法・家庭での過ごし方

・自閉スペクトラム症を抱えた14歳の天才少年、ジェイコブ・バーネット君。
・2歳になっても発語が出ず、アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)と診断されたが、徐々に頭角を現す。
・現在は大学院に在籍しており、ノーベル賞を取るのではないかと言われている。

 
以前よりインターネット上でIQ170の自閉スペクトラム症を持った少年が話題となっているので紹介します。
 

概略

彼の名前はジェイコブ・バーネット君。
インディアナ大学パデュー大学インディアナポリス(IUPUI)というアメリカの大学になんと10歳で入学し、現在は14歳となり、同大学の大学院に在籍しています。
大学院では量子物理学を研究しており、博士号の取得を目指しているそうです。
また、彼は微積分学などの科目を大学生たちに個別に教えるチューターをしているそうです。
 
そんな彼のIQ(知能指数)は170だそうです。
IQとは平均値が100となっており、IQ85~115の間に約68%、70~130の間に約95%の人が収まるようになっているため、IQ170はとんでもない数字だと言えるでしょう。
 

アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)の診断

このように非常に天才と思われる彼ですが、2歳になっても話すようにならず、アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)と診断されています。
さらに、重度の自閉スペクトラム症のようで、医者に「一生会話をしたり、文を読んだりすることができない可能性が高い。また、ほぼ確実に靴紐を結ぶなどといった基本的な日常の活動を一人で行えるようにはならないだろう。」と告げられたようです。
 
しかしながら、その後、3歳で5000ピースのパズルを完成させるという類まれな集中力を見せ、さらに成長するにつれ紙に幾何学模様や計算のようなものを書き始め、やがて窓に公式を書きなぐるようになったといいます。
 
次第に頭角を現し、12歳で「TEDx Teen」で素晴らしいスピーチを行いました。
彼は「わたしは、このような場所に来るようになるとは全く考えられていませんでした」、「一生喋ることはできないだろうと言われていたのです。わたしがここでこうしているのを見て、ショックを受けているセラピストがどこかにいることでしょう」と語りました。
 
(TED・・・学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行い、彼らのアイディアをを広めるための非営利団体)
 

活躍

相対性理論を自己流に解釈しているビデオを家族が半信半疑でプリンストン高等研究所に送ったところ、「彼は理論の中で天体物理学や理論物理学の最も難解な問題にも取り組んでいる。解けたらノーベル賞も夢ではない」と専門家を感心させ、ノーベル賞を受賞するのではないかと予想する人もいるそうです。
 
また彼は勉強の他に、家族とともに自閉スペクトラム症の子供たちがスポーツを行う「Jacob’s Place」というチャリティー活動を運営しています。
そして、自分自身の体験を通して自閉スペクトラム症についての理解を広め、誤解や偏見をなくすための取り組みを行っています。
 
一番近くで見てきた母親は、「彼はすべてを簡単にこなしているように見えるかもしれませんが、決してそうではありません。自閉スペクトラム症を克服するために、毎日一生懸命努力しているのだ」と話しています。
 
[参考]
・ハフィントンポスト(http://www.huffingtonpost.jp/2013/05/14/story_n_3270871.html)
・ROCKET NEWS 24(http://rocketnews24.com/)
・ガレマニュース(http://garema.jp/newsDetail/5421/)
・TED(https://www.ted.com/talks?language=ja)

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