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不登校の子どもへの対応と遅れを取り戻す勉強法

2024.07.09
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不登校の子どもの数が年々増えているということを、近年よく耳にします。
不登校になると、勉強が遅れて進学できないのではないか、社会に出ることが難しくなるのではないか、と心配になる保護者の方もおられるかもしれません。
しかし、子どもの不登校には何かしらの背景や原因があるため、子どもの状況の変化や周りの対応により、進学することも社会に出ることも可能です。
しかし、その背景や原因を見誤り、過度な叱責や放任、または過保護などの不適切な対応をすることで、子どもを追い詰めてしまったり、自己肯定感を低くしてしまったりすることがあります。
では、不登校になった子どもにどのように対応していけばよいのか、また、遅れた勉強をどのように進めていけばよいのか考えていきます。

不登校の子どもが増えている背景

近年、不登校の子どもが増加傾向にあることは、社会問題として深刻化しています。その背景には、様々な要因が考えられます。
まず、学校での人間関係の問題が挙げられます。子どもたちは、学校という集団の中で、様々な価値観や考え方を持つ人々と関わり合い、時には摩擦が生じます。その摩擦が、深刻な問題に発展し、不登校に繋がってしまうケースもあります。
ネット社会である現代は、子どももスマホを持つことにより、いろんな情報が手に入る便利な社会になりましたが、「知らなくてよい情報を知る」ことによる弊害や、悪い大人とのつながりやSNSによるいじめなど、不登校だけでなく、様々な問題が子どもの周りに存在するようになりました。

また、多様な個性や価値観が認められる時代になり、学校も変化してきましたが、まだまだ時代に対応しきれていない学校もあること、発達障害の子どもも増えていること、学校のカリキュラム自体が集団行動が基本であることから、集団行動になじめない子どもが学校に行けなくなるケースもあります。

一方、学校の問題として、教師が病気で休職するケースも増えていること、就職氷河期世代の中堅の教師が少ないことや、教師離れする人も増えていることなど、教師不足も近年の大きな問題であり、それらも子どもの不登校に少なからず影響があるかもしれません。

子ども自身の学習の面について見ていくと、学業成績の不振や進学への不安も、不登校の原因の一つです。大学への進学率が上がっていることや、少子化により親が子どもにかける期待も大きくなっていることなども影響し、子どもが成績や進学についてプレッシャーを感じることも増えてきました。一度休んでしまうと、まじめで責任感が強く、「ちゃんとしなければ」と思う子どもほど行けなくなってしまう悪循環に陥る場合もあり、子どもが生きづらさを抱えるといった子どもの心も問題もあります。

さらに、家庭環境の変化も、不登校に影響を与えると考えられます。核家族化が進み、共働き家庭の増加、離婚家庭の増加、子どもの虐待、ヤングケアラーの問題など、大きく家庭環境が変化してきました。何らかの原因で家庭環境が不安定で、家庭が安全な場所とならない場合、子どもは心の安定を保てず、心の問題から不登校につながることがあります。

このように、不登校には様々な要因が複雑に絡み合っています。学校や家庭、社会全体で、子どもたちの心のケアや支援体制を強化していくことが重要です。

学習の重要性

不登校になった子どもたちにとって、学習が重要でなくなったわけではありません。むしろ、将来の選択肢を広げ、自立した生活を送るために、学び続けることは非常に重要です。
いざ高校や大学に進学したいと思った時、社会に出て働く時、一般的な知識や教養が必要になることがあるからです。
不登校によって学校に通えない状況でも、子どもたちの興味や得意分野を見つけ、自主性を尊重しながら、学びの機会を提供することが大切です。
例えば、オンライン学習や家庭教師の活用など、子どもに合った方法で学習を進めることで、自信と意欲を高めていくこともできます。
学ぶことは、知識やスキルを身につけるだけでなく、自分自身の可能性を広げ、豊かな人生を送るための基盤となります。
不登校の子どもたちにも、それぞれのペースで学び続ける機会を与え、将来への希望を育むサポートが必要なのです。

勉強を進める前に確認したいポイント

不登校の子どもの勉強を始める前に、まずは子どもの状況を理解することが大切です。そのためには、不登校の原因と、不登校の段階を把握することが重要です。
不登校の原因には、先ほど挙げたように、家庭環境、学校環境、友人関係、本人自身の性格など、様々な要因が考えられます。
子どもの状況として、軽い反抗期なのか、発達に問題があるのか、それとも深刻な心の問題を抱えているのかによって、適切な対応が変わってきます。
子どもの状況を把握した上で、個々の状況に合わせた適切なサポート方法を見つけることが、勉強の遅れを取り戻す第一歩となります。

①:不登校の原因は何か

不登校の原因は、子どもを取り巻く様々な環境要因や、本人自身の内面的な要因が複雑に絡み合って起こると考えられます。
家庭環境には、具体的に、両親の不仲、過干渉、過保護、虐待などがあり、学校環境には、いじめ、学業の遅れ、教師との関係、友人関係などがあります。
また、社会環境には、経済的な困窮、進学・就職への不安、社会への適応の難しさなどがあり、本人の内面の問題として、完璧主義、不安感、孤独感、自己肯定感の低さなどがあります。

不登校の原因は、一つとは限りません。複数の要因が重なり合って、子どもが学校に行けなくなってしまうケースが多いです。そのため、原因を特定し、適切な対応をするためには、子どもや家族、学校関係者など、様々な立場の人との連携が重要です。

②:不登校の段階を理解する

不登校は、子どもが様々な理由で学校に行けなくなる状態を言います。
不登校には、段階があり、それぞれの段階で子どもの状態や対応が異なり、不登校の段階を理解することで、子どもへの適切なサポートをすることができます。

不登校の段階は、大きく分けて3つあります。
• 登校拒否: 学校に行きたくないと訴え、実際に登校できない状態。
• 不登校: 学校に行かない状態が続き、学校との関係が希薄になっている状態。
• 引きこもり: 学校だけでなく、家から出られなくなり、社会とのつながりが断絶している状態。

それぞれの段階で、子どもの状態や対応は異なります。 例えば、登校拒否の段階では、学校に行きたくない理由を明確に把握することが重要です。 一方、不登校の段階では、学校との関係を修復するためのサポートが必要です。 引きこもりの段階では、社会とのつながりを再構築するための支援が必要となり、段階によって大きく子どもに対する援助が異なります。
子どもが今どの段階にいるのかを理解し、個々の子どもに適切なサポートをしていきましょう。

勉強を進める上で大切な心構えとは?

では、勉強や学習を進めていく上で、どのような心構えが必要でしょうか?

不登校になると、勉強の遅れが気になり、学校への復帰を焦ってしまうことあるかもしれません。
そのような時に大切と思われる視点を次にまとめました。

①:一人で悩まない

不登校の原因は、学校でのいじめや人間関係のトラブル、勉強の遅れなど様々です。そのため、子どもは、自分の抱えている問題を誰にも打ち明けられず、一人で抱え込んでしまうことがあります。また、思春期に差し掛かると、子ども自身がますます、大人に自分の気持ちを出せなくなることもあります。
子どもが安心して相談できる環境を作ることで、心の負担を軽減し、前向きに勉強に取り組むことができるようになるでしょう。

②:子どもの自主性を尊重する

子どもが学校に行きたくないと感じている背景には、様々な要因が考えられます。
子ども自身のペースで、自分の気持ちと向き合えるようにサポートすること、自分から学びたいと思えるような環境を提供すること、強制的に学校に行かせようとするのではなく、子どもの意思を尊重することが大切です。
子どもが安心して自分の気持ちを表現できる環境を作ることで、より深い信頼関係を築き、根っこにある問題の解決に繋がる可能性があります。
子ども自身が「したいこと」「目指したいこと」「楽しいこと」を一緒に見つけ出し、子ども自身が選び、決められる環境を作り出すことが大切です。

③:周りの子どもと比べない

保護者の方が、自分の子どもと周りの子どもと比べて、焦ったり、落ち込んだりする気持ちはよく分かります。しかし、不登校の子どもはそれぞれ違う状況や個性を持っています。周りの子どもと比べるのではなく、子どものペースに合わせて、無理なく、できることから始めていきましょう。
周りの子どもと比べることの弊害は、自尊心や自信を傷つけ、焦りや不安を感じさせ、勉強への意欲を失わせる可能性があります。
「他の子どもと同じように」という視点を変え、子どもの今の状況やペースを理解して、成長を応援することが大切です。

④「学校に行く」ことを目的にしない

不登校の子どもにとって、学校に行くことは大きなストレスになっている場合があります。「学校に行かなくてはいけないと思っているのに行くことができない」葛藤から、自分を責めてしまっている場合もあります。
そのため、まずは「学校に行く」ことを目標にせず、子どもの心の状態を第一に考えることが重要です。
子どもの心の状態を第一に考えるためのポイントは、子どもの気持ちに寄り添い、否定的な感情や不安を受け止め、共感することです。
学校に行くことを強制すると、子どもの状況を悪化させる可能性があります。
また、子ども自身の心の状態やエネルギーが低下しているときは、休む期間や充電期間が必要な時があります。
まずは、焦らず、家庭や周りの環境が子どもにとって安全で安心できる場所となるような環境を整えましょう。
子どもが安心して過ごせる環境を整え、「学校に行かなくても、学び続けられる」という選択肢を提示することで、子どもの心の状態を改善し、将来への希望を見出すことができるでしょう。

⑤:病院に相談することも一つの手段と考える

不登校が長引く場合、病院に相談することも一つの選択肢として考えることも有効です。
不登校の背景には、学業の遅れや不適応、身体的な不調、人間関係など様々な要因が考えられ、それが複雑に絡み合い、学校に行けなくなってしまうケースも少なくありません。
子どもの病気や障害が見逃されている場合、子どもの努力や頑張りが足りないと周りに思われてしまい、子どもの自己肯定感の低下にもつながることもあります。

子ども自身の問題や家庭の問題として抱え込まず、専門家のサポートを受けることを検討しましょう。
思春期外来を設けている病院もあり、病院では、医師やカウンセラーが子どもの状態を詳しく診察してくれます。病院に行くことで、起立性調節障害や発達障害などがわかることもあり、適切なアドバイスや治療を提供してくれます。必要に応じて、学校や教育機関との連携も図ることが可能な場合もあります。

不登校中に勉強を進めるためのステップと勉強法

不登校中に勉強を進めていくことは、子どもにとっても保護者にとっても大きな課題です。しかし、焦らずに、子どものペースに合わせて、無理なく進めていくことが大切です。
次のステップを参考に、子どもと一緒に、少しずつ進めていきましょう。
子どもに合った無理のない方法で、学習の習慣を取り戻せるようにサポートすることが重要です。

①:得意なこと、できることから始める

不登校の子どもが勉強を始める時には、得意な分野や興味のあることから始めるのが効果的です。得意な分野や興味のあることから始めると、「できた」という経験を積み重ねられ、子どもは達成感を感じやすくなり、自信やモチベーションの向上に繋がります。

<得意なこと、できることから始めるメリット>
• 集中力や学習意欲を高められる
• 勉強に対する抵抗感を減らせる
• 成果を感じやすいため、継続しやすい
得意な分野から始めることで、勉強に対する苦手意識を減らし、学習意欲を高めることができます。

②:短時間から始める

不登校の子どもが勉強を再開する時は、短時間から始めるとよいでしょう。長時間の勉強に集中することが難しい場合、無理強いすると子どもはさらに勉強への抵抗感を強めてしまう可能性があります。短時間でも、集中して取り組むことで、子どもは自信と学習意欲を取り戻すことができます。

短時間から始めるメリットは次の通りです。
• 集中力が続きやすい
• 達成感を味わえる
• 勉強への抵抗感を減らせる

③:子どもに合った勉強法を見つける

子どもに合った勉強法を見つけることは、不登校中に学習を進める上で非常に重要です。なぜなら、子どもにとって興味や関心がある内容や、理解しやすい方法で学ぶことが、意欲や集中力を高めることに繋がるからです。

3つのポイント
• 好きな教科や分野から始める
• ゲームや動画など、子どもが好きな方法や興味のあるものを取り入れる
• 短時間集中、休憩を挟むなど、無理のないペースで進める

子どもが楽しく学べる環境を作ることで、学習への意欲を高めることが期待できます。

④:利用できるサービスを使う

不登校の子どもの学習面でのサポートには、様々なサービスが活用できます。子どもに合ったサービスを選択し、学習の機会を確保するとよいでしょう。
利用できるサービスには、オンライン学習、不登校専門の学習塾、家庭教師、個別指導塾、フリースクール、教育支援センターなどがあります。

オンライン学習は、時間や場所に縛られず、自分のペースで学習を進められます。
不登校専門の学習塾は、不登校の子どもに特化したカリキュラムやサポート体制が整っています。
家庭教師は、個別指導により、子どもの理解度や学習進度に合わせ、自分の家で丁寧に指導を受けられます。
個別指導塾は、少人数または個別に、個々の学習状況に合わせた指導を受けることができます。
フリースクールは、学校とは異なる学びの場を提供し、子どもたちの自主性を育みます。
教育支援センターは、学習に関する相談や支援を受けられる機関です。

これらのサービスを活用することで、不登校の子どもが安心して学習を続けられる環境を整えられると思われます。

不登校中の遅れを取り戻すために利用できる効果的なサービス

不登校中の子どもの学習の遅れを取り戻すためには、オンライン学習や家庭教師や個別支援塾、教育支援センターなど様々なサービスを活用することができます。
これらのサービスをうまく活用することで、不登校中に子どもが学習の支援を受けることができ、将来に向けての道や可能性が開ける可能性があります。
次に、それぞれの特徴やメリットなどについてみていきます。

①:オンライン学習の活用

オンライン学習は、不登校の子どもが自宅で自分のペースで学習できるため、有効な手段の一つです。
オンライン学習のメリットは、時間や場所を選ばずに学習できる、自分のペースで学習を進められる、多様な学習コンテンツが用意されている、自分に合った学習方法を見つけやすいなどがあります。
オンライン学習では、動画や音声を使った講義や、問題集、ゲームなど、様々な学習コンテンツが用意されています。また、学習進捗状況を管理したり、先生に質問したりできるサービスもあります。
オンライン学習は、不登校の子どもが学習意欲を取り戻し、学力を向上させるために役立ちます。ただし、オンライン学習は、自主性と計画性が必要であるため、自分から進んで計画を立てて取り組むことが苦手な子どもには不向きかもしれません。

②:不登校専門の学習塾の利用

不登校専門の学習塾は、不登校の子どもたちの学習サポートに特化した教育機関です。一般的な塾とは異なり、不登校の子どもたちの状況や気持ちに寄り添いながら、安心して学べる環境を提供しています。
不登校専門の学習塾のメリットは、個別指導、少人数制、心理的なサポート、学校復帰へのサポートなどがあります。
個別指導では、子どもたちの状況やペースに合わせて、個別に学習内容や進度を調整できます。少人数制にすることで、子どもたちの不安や疑問を解消しやすく、集中しやすい環境が整います。心理的なサポートでは、担任の先生やカウンセラーなど、専門のスタッフが子どもたちの心のケアを行い、学習意欲を高めます。必要に応じて、学校との連携を図り、子どもたちの学校復帰を支援するサポートがあるところもあります。
不登校専門の学習塾は、子どもたちの学習面だけでなく、心のケアや学校復帰へのサポートも提供することで、子どもたちが安心して学び、成長できる環境を提供しています。
塾により特色は違うため、子どもに合うかどうか、見学や体験などをしてみるとよいでしょう。

③:家庭教師の利用

家庭教師は、不登校の子どもの学習をサポートする上で有効な選択肢の一つです。家庭教師は、子どもたちの学習内容や進捗状況に合わせて、個別に指導を行うことができます。そのため、子どもたちの理解度や興味関心に合わせたペースで学習を進めることができ、学習に対する意欲を高める効果が期待できます。家庭教師は学習指導に特化していることと、自宅で利用できるサービスであることが大きな特徴です。学習意欲が高く、子どもに合った家庭教師に出会えた場合、より大きな成果を上げることができることが期待できます。

家庭教師の具体的なメリットは以下のとおりです。
• 子どものペースに合わせた指導
• 個別指導による理解度向上
• 学習意欲の向上
• 学習の習慣化をサポート

家庭教師の利用も、不登校の子どもたちの学習の遅れを取り戻し、自信を取り戻すために有効と思われます。

④:個別指導塾のメリット

個別指導塾は、不登校の子どもたちの学習の遅れを取り戻すのに有効な手段の一つです。
個別指導塾のメリットは、子どものペースに合わせて学習を進められることです。集団授業とは異なり、一人ひとりの理解度や進捗状況に合わせて個別にカリキュラムを組むことができるため、無理なく学習を進められます。
また、子どもに合った学習方法で進められることも大きなメリットです。例えば、苦手な部分を繰り返し学習することで苦手分野を克服できる子どももいれば、苦手なことを繰り返すことでより拒否が強くなる子どももいます。そのため、興味や関心のあることを学習に取り入れるなど、学習意欲を高めながら、その子どもに合った学習方法を用いることで、学習効果が期待できます。
さらに、マンツーマンではその都度質問できる環境も魅力です。集団授業では質問しにくいと感じることがありますが、個別指導では先生に直接質問することができ、疑問点をその場で解消することで、理解度が深まります。
個別指導塾に通うことで、定期的に学習する習慣が身につきます。これは、不登校の子どもたちが学校に通う準備にも役立ちます。個別指導塾は、発達障害に特化している塾もあるため、発達障害の子どもでも、子どもに合ったサポートを受けることができます。

⑤:フリースクールの特徴

フリースクールは、不登校の子どもたちが学びの場として利用できる選択肢の一つです。従来の学校教育とは異なる柔軟な教育システムを採用している点が大きな特徴です。
フリースクールは、個々の生徒のペースと興味に合わせた学習、学校教育とは異なる多様な学びの提供、生徒同士の交流や協調性を育む環境、教師との距離が近く、相談しやすい環境といった特徴があります。社会経験に役立つ経験ができることや、同年齢の横のつながりだけでなく、縦のつながりもできることも大きな特色です。
フリースクールは運営母体によって様々なので、子どもに合うものを見つけるとよいでしょう。
フリースクールは、子どもたちが自分のペースで学び、自分らしく成長できる環境を提供しています。不登校で悩んでいる子どもにとって、新たな学びの場となる可能性があります。

⑥:教育支援センターの活用法

教育支援センターは、不登校の子どもの支援を行う機関です。学習面だけでなく、心理面や進路面など、さまざまな相談に対応しています。
教育支援センターの活用メリットは、以下のとおりです。

• 専門的な知識や経験を持つスタッフから、子どもの状況に合わせたサポートを受けられる
• 親だけでは解決できない問題に対しても、客観的な視点からアドバイスをもらえる
• さまざまな支援サービスを紹介してもらうことができる

教育支援センターでは、学習支援、カウンセリング、進路相談など、さまざまなサービスを提供しています。
学習支援では、学習方法の指導や教材の提供など、子どもが学習を続けられるようにサポートしています。適応指導教室と呼ばれることもあり、学校に通えない子どもが適応指導教室に通い、学習を続けることもできます。カウンセリングでは、子どもが抱えている悩みや不安を解消できるよう、心のサポートを行っています。進路相談では、子どもの適性や興味、将来の目標などを考慮し、適切な進路選択ができるよう支援しています。
教育支援センターは、不登校の子どもと家族にとって、頼りになる存在です。困ったことがあれば、積極的に相談してみましょう。

不登校の子どもへの家庭でのサポート方法

不登校の子どもへの家庭でのサポートは、子どもの安心できる環境作り、気持ちへの寄り添い、主体性の尊重、そして子どもの状況やペースへの合わせ方など、多岐にわたります。子どもが安心して過ごせるよう、温かい理解と支えが必要です。

①:子どもが安心できる環境を作る

子どもが安心して過ごせるように、家庭では、温かく、そして安定した環境を提供することが大切です。親は、子どもの話をじっくりと聞き、共感し、寄り添う姿勢を示し、ありのままの子どもの姿を受け入れることが必要です。また、子どもの興味や関心に寄り添い、一緒に何かをする時間を作ることもよいでしょう。また、友達とのつながりをサポートし、学校に行けなくても、オンラインゲームや趣味を通じて、友達との交流の機会を設けることで、子どもの心の安定を図ることができます。

②:子どもの気持ちに寄り添い、話を聴く

不登校の子どもは、様々な悩みを抱えていることが多く、親御さんはどう接すれば良いか戸惑うこともあるでしょう。大切なのは、子どもの気持ちに寄り添い、話を聴くことです。
子どもの気持ちに寄り添うポイントは以下の通りです。

• 否定的な言葉を避ける
• 焦らず、子どものペースに合わせて接する
• 気持ちを受け止め、共感する

親御さんの不安や焦りは、子どもにも伝わってしまいます。特に思春期の時期は、子ども自身が葛藤を抱えていたり、気持ちが揺れ動いていたりするため、大人と話すことすら嫌がることもあります。無理に子どもに話をさせるのではなく、まずは、子どもの気持ちを理解しようと努め、子どもからの言葉があった時に耳を傾けることが大切です。

③:子どもの主体性を尊重する

子どもの主体性を尊重することは、不登校の子どもへの家庭でのサポートにおいて非常に重要です。子どもは、自分の気持ちを理解され、受け止められていると感じることで、安心して学校以外の場所で過ごすことができるようになります。
幼いころに愛着関係が築かれていない子どもは特に不安を感じやすく、自尊心が低いことがあります。

主体性を尊重するためのポイントは以下の通りです。
• 子ども自身の考えや気持ちを尊重する
• 子どもが自分のペースで進めることができるようにサポートする
• 子どもが興味を持っていることを応援する
• 子どもが自分で決めることができるようにする

子どもが自分自身で選択し、行動することを認めることで、自信や主体性を育むことができます。また、親は子どもの成長を信じ、寄り添うことが大切です。

④:子どもの状況やペースに合わせる

不登校の子どもが抱えている問題は個々違うため、それぞれの子どもの状況やペースに合わせて接することが大切です。子どもは、学校に通うことへの不安やストレスを抱えていることが多く、無理強いしたり、焦って行動したりすると、かえって状況が悪化してしまうことがあります。
また、「学校に行かないといけない」と思いながら、行くことができないことや不登校の状態の自分を責めている場合もあります。子どもの気持ちを理解しようと努め、焦らずゆっくりと寄り添いましょう。
子どものペースに合わせて、無理のない範囲で学校への復帰を目指したり、学校に復帰するだけでなく、学校に代わる居場所を作ることや、子どもができることや得意なことを伸ばしていくことも手段の一つです。子どもの興味や関心に合わせた活動や学びの機会を提供しましょう。

まとめ

不登校の子どもが抱える問題は、学校での不適応や人間関係の問題など、様々な要因が複雑に絡み合っています。そのため、一概に「勉強をすれば解決する」というわけではありません。
まずは、子どもの状況を冷静に把握し、安心できる環境作りや心のサポートを最優先に考えましょう。
学校以外の学びの場や方法も積極的に検討し、子どものペースに合わせて、無理なく学習を進めていくことが重要です。周りの人と協力し、子どもが安心して学べる環境を整えてあげることが、不登校からの回復を助ける大きな一歩となります。

子どもにはまだまだ先の人生、未来があります。一時的に休んでも、うまくいかなくても、回り道をしてもやり直すことができ、勉強も大人になってから「学びたい」と思った時にすることもできます。
不登校は「失敗」ではなく「経験」です。いつかその経験や悩んだ時期が、子どもの未来につながっていきます。
子どもや保護者だけが抱え込むのではなく、社会全体で、子どもたちの心のケアや支援体制を強化することが必要だと思われます。

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