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発達障害に関する用語集

ヤ行

薬物療法

薬物療法とは、さまざまな病気や障害において、命をおびやかしたり、生活に支障をきたしたりする症状を、化学的な薬によって改善させる方法です。すぐに期待される効果が得られるとは限らず、定期的に状態を確認しながら薬の調整を行うこ… 続きを読む

ラ行

理学療法(PT)

理学療法(PT)とは、病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対して、運動機能の改善や維持を目的に行います。運動そのものへのアプローチだけではなく、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて… 続きを読む

ア行

アセスメント

お子様や障害当事者の方の実態を正確に把握するために、家庭や学校、職場、作業所、余暇活動などでの状況を集約、整理、解釈すること。また、必要に応じて発達検査や知能検査を行うことで、認知特性の状況についても把握すること。

WISC-Ⅲ・Ⅳ

ウェクスラーが開発した知能検査。適応年齢:5歳0ヶ月~16歳11ヶ月 15種類の検査によって、知的発達の水準を検査することや個人内の特性に有効な支援・指導を考えるための資料ともなる。 >>WISC-Ⅲ・Ⅳについて

応用行動分析(ABA)

スキナー(アメリカの心理学者)をはじめとする行動主義の考えから生まれたものです。人間の行動は学習によって獲得されたものであり、不適応な行動は誤った学習の結果として起こるという考え方に基づいて、自閉症など発達障害児に対して… 続きを読む

オプトメトリスト

「視覚機能訓練士」という。視覚的な認知の偏りを背景として、学習面に困難がある場合などに、トレーニングによって改善を促す。

音楽療法

音楽療法は、音楽を用いたセラピーです。ただ、歌ったり、聴いたりすることとは異なり、音楽療法士がニーズに合わせて、意図的に音楽を用い、対象となる人の回復や変容をめざします。 >>音楽療法について

インクルーシブ教育

障害のある子どもない子ども、すべての子どもに対して子ども一人一人に合った適切な教育的支援を「通常の学級において」行う教育を指します。 >>インクルーシブ教育について

カ行

学習障害(LD)

全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するなどのうち、特定の分野の習得や使用に困難を示す障害のこと。 >>LD(学習障害)について

絵画語い発達検査(PVT―R)

語彙の理解力の発達を測定することができる検査。 適応範囲:3歳0ヶ月~12歳3か月 ことばに発達の遅れのある子どもであっても、簡易的に行えるため取り組みやすい。

感覚統合療法

発達障害のある子どものための指導方法のひとつ。視覚や聴覚などの感覚、からだの動きを感じる器官などに、刺激を与え、機能改善を促すことで、環境適応ができるようはたらきかける。

眼球運動

視点を特定の点から別の点へと瞬時に動かす眼球の動きや動いている対象物を目で追従する動きなどのこと。眼球運動が苦手の場合、板書をノートに移す、先生が教科書を音読する際に文章を追うといった場面で困難に陥り、学習上の遅れの原因… 続きを読む

強迫性障害

自分が大きな病気なのではないかといった、整合性のない特定の強迫観念に苛まれ、強い精神的な負荷・ストレスを引き起こす。または、そういった不安を打ち消すために手洗いや確認するなどの行為を繰り返してしまう強迫行為が症状として見… 続きを読む

グッドイナフ人物画知能検査

人の絵を描き、その人物のからだの部位の位置やバランスをもとに、知能発達を測る検査。 適用範囲:3歳~10歳

言語聴覚士

病気やけが、障害などのさまざまな原因により、話すことや聞くこと、食べることといった機能に困難がある者に対して、専門的なトレーニングを行う。医療、福祉、教育などの機関で、幼児から高齢者まで幅広い人を対象に支援する医療専門職… 続きを読む

行為障害

他人への攻撃性、物の破壊、嘘をつく、規則を違反するといった症状が繰り返される時に、診断がなされる。家庭・学校・地域が連携して、対応する必要がある。

高等養護学校

高等養護学校とは、軽度知的障害のお子さまが主に就労を目指して学ぶ学校で、中学3年時に受験合格した者のみ通える学校です。各学校で授業内容は異なりますが、就労に特化した内容で、多様な職業に関する基礎的・基本的な教育を行ってい… 続きを読む

サ行

自閉症

対人的な関係の構築が困難や意思伝達の困難などがあり、特定の言葉を反復することや興味・活動の範囲が限られている特性がある。また、通常これらの特性が3歳以前から出現している障害。

自閉症スペクトラム

社会的交渉、社会的コミュニケーション、社会的想像力などの領域にかかる、多様な自閉症を連続体として捉えたもの。アスペルガー障害や特定不能の広汎性発達障害など、特定の診断が難しいケースを包括する。 >>ASD(自閉症スペクト… 続きを読む

就学指導

障害を持つ新入学生や児童生徒に対し、適切な教育が受けられる就学先を決めること。学校保健安全法第12条は、市町村(特別区を含む)の教育委員会が、健診の結果に基づいて、指導等を行うべきことを規定している。

受給者証

障害福祉サービスの支給決定や地域相談支援の給付決定の各段階において、障害者の心身の状況、社会活動や介護者・居住等の状況、サービスの利用意向、訓練・就労に関する評価などを把握した上で、支給が決定される。 >>受給者証につい… 続きを読む

自立活動

教科、道徳、特別活動に加えて設けられた教育的な活動を行う指導領域。児童及び生徒が主体的な自立を目指すことをねらいとして「健康の保持」、「心理的な安定」、「人間関係の形成」、「環境の把握」、「身体の動き」、「コミュニケーシ… 続きを読む

新版K式発達検査

京都市児童院で開発され標準化された発達検査。姿勢・運動、認知・適応、言語・社会の領域別、全領域について発達年齢と発達指数で表され、様々な側面から進みや遅れなどを知ることができる。 >>新版K式発達検査について

ソーシャルスキルトレーニング(SST)

対人関係や生活上のスキルを獲得することを目的として、モデリング、ロールプレイング、コーチング、シミュレーションなど、様々な技法を用いて行う。通常、小グループでの活動やゲームなどで学習をするが、ケースによって、指導者と児童… 続きを読む

児童発達支援事業

児童福祉法に基づくサービスの1つです。0歳から小学校入学前の未就学児が対象です、障害児のみならず、発達の遅れが気になる子どもも対象となります。 >>児童発達支援事業について

サヴァン症候群

サヴァン症候群とは一瞬で風景や音楽を記憶したり、パソコンでも時間がかかるような複雑な計算をこなすことができるという能力のことです。 >サヴァン症候群について

作業療法(OT)

作業療法(OT)とは、日常生活にサポートが必要な人に作業を通して働きかけます。「食べる」「着替える」「入浴する」など、日常生活に関わる全ての活動は「作業」にあたります。家庭の中だけではなく、遊びや車の運転など、あらゆるこ… 続きを読む

心理療法

個別や集団での対話、教示、訓練を通して、対象となる人の認知・行動・感情・身体感覚に変化を起こさせることで、心理的な疾患の治療や、精神的な健康の回復や維持、増進をはかろうとするものです。 >>心理療法について

タ行

田中ビネー知能検査

日本の心理学者田中寛一が、フランスの研究者ビネーの知能検査に基づき開発した検査。適応範囲:2歳~成人。 改訂を重ねながら国内で広く使用され、知能指数とあわせ13歳以下の子どもに、精神年齢を算出し結果とするのが特徴のひとつ… 続きを読む

短期記憶

短期間のみ保持される記憶のこと。その場で指示を聞き即時実行するなどの場合に必要となる。一度に記憶できる最大項目数は5~9項目、時間は15秒~1分以下といわれる。短期記憶に対し、容量に制限がなく、ほぼ永続的な記憶を長期記憶… 続きを読む

チック

本来は自分の意思動かす筋肉が勝手に動く状態。乳幼児期から学童期にかけ、心と体の成長・発達の過程で多くの子どもにみられるものです。これが固定・慢性化して激症化するとチック症(トゥーレット症)と診断される。

注意欠如多動性障害(ADHD)

注意欠如多動性障害とは、「Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder」の略称のこと。特性として、①不注意、②多動性、③衝動性という3つの要素がある障害。 >>ADHD(注意欠如多… 続きを読む

通級指導教室

小、中学校の通常の学級に在籍し、一部特別な指導を必要とする程度の言語障害や、情緒障害、弱視、肢体不自由などの児童生徒を対象として、個に応じ指導を受ける制度。2006年に学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)も… 続きを読む

適応障害

対人関係、生活の変化、仕事・学業の困難など環境から受けるストレス因子により一般的な社会生活が困難となる神経症の一種。情緒的な症状のほか、身体的な不調もあらわれる。環境が改善されると症状も消失する。発達障害では、適応障害の… 続きを読む

読字障害

学習障害の一種。知的能力や一般的な理解能力に発達水準の低さはみられないが、文字の読みに著しい困難を抱える障害。言葉を聞いて理解できるが、文字を見て理解することが難しく、文字と音との一致、文字を素早く正確に適切な区切りで理… 続きを読む

特別支援学級

特別支援学校の対象には至らないが、特別な支援を必要とする児童・生徒のために通常の学校に置かれる学級のこと。対象の種類は知的障害 肢体不自由者 身体虚弱 弱視 難聴 言語障害 自閉症 情緒障害。通常の小・中学校の学習指導要… 続きを読む

ナ行

二次障害

発達障害での本人の困難な部分に対し、放置や周囲のサポートがないことなどで生じる新たな障害。睡眠障害・チック症・不登校・統合失調症・強迫性障害・・・など。いくつも重なり出現する場合もある。

乳幼児健康診査

乳幼児健康診断は「1歳6ヶ月児健診」「3才児健診」の2つの健診が各自治体に対し実施することが義務付けられています。これらの健診は乳幼児の発達やお母さんの育児状態を把握し、支援するために行われます。また治療や療育が必要な時… 続きを読む

ハ行

発達障害者支援法

2005年4月より試行された法律。この法律において、自閉症やアスペルガー症候群その他の広範性発達障害、学習障害などの障害のある者が自立や社会参加するのを国および地方公共団体が支援する責務を明らかにした法律。

発達支援センター

達障害者支援センターは、発達障害児(者)への支援を総合的に行うことを目的とした専門的機関です。都道府県・指定都市自ら、または、都道府県知事等が指定した社会福祉法人、特定非営利活動法人等が運営しています。 発達障害児(者)… 続きを読む

フラッシュバック

過去の体験・記憶が、突然かつ非常に鮮明に思い出され、それが現実に起こっているかのような感覚を体験をすること。現在抱えているストレスによって、過去の強烈なトラウマ体験がフラッシュバックされることが多い。広汎性発達障害、アス… 続きを読む

フロスティック視知覚発達検査

視知覚能力検査。適用範囲(4歳~7歳11か月) 視知覚上の困難を探るために有用。視覚と運動の協応、図形と素地、形の恒常性、空間における位置、空間関係。以上5つの視知覚技能を測定し、視覚による認知の発達を数値化する。

放課後等デイサービス

以前は児童デイサービスと呼ばれていました。 学校通学中の障害児に対して、放課後や夏休み等の長期休暇中において、障がい児等の自立を促進するとともに、放課後等の居場所づくりを推進し、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との… 続きを読む

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