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上の子によくあるストレスサインは?年齢別症状と親の対応策

2026.01.23
  • 支援方法・家庭での過ごし方

下の子が生まれてから、上の子の様子に変化を感じていませんか。急に甘えが強くなったり、ちょっとしたことで泣いたり、夜泣きやおねしょが始まったりすると、何か問題があるのではと心配になりますよね。

実は、こうした変化の多くは、上の子なりのストレスサインなのです。きょうだいの誕生は家族にとって大きな出来事ですが、上の子にとっては生活や関心の向きが変わる、大きな環境の変化でもあります。言葉で気持ちを整理しきれない分、不安や寂しさが行動や体の反応として表れるのです。

この記事では、上の子によく見られるストレスサインを整理してお伝えします。2歳、3歳、4歳、5歳、小学生と年齢ごとの特徴に触れながら、ストレスが生じる背景や、家庭でできる関わり方をわかりやすく解説します。

上の子によくあるストレスサインとは?きょうだい誕生後に現れる変化

下の子が生まれてから、上の子の行動が変わったように感じることは珍しくありません。急に甘えが強くなったり、怒りっぽくなったり、夜泣きや不安定な様子が見られることもあります。

こうした変化の多くは、上の子が感じているストレスの表れです。幼い子どもは、自分の気持ちを言葉で整理することが難しく、不安や戸惑いを行動や体の反応として示すことがあります。

特に、きょうだい誕生によって生活や親の関わり方が変わると、上の子は気持ちの揺れを感じやすくなります。発達の問題を心配される方もいますが、多くは一時的な反応です。まずはサインに気づき、気持ちに寄り添うことが大切です。

上の子に見られるストレスサイン一覧

上の子がストレスを感じたとき、そのサインは感情、体調、行動、食欲、睡眠など、さまざまな形で現れるものです。ここでは代表的なストレスサインを項目ごとに紹介します。子どもの様子と照らし合わせながら確認してみてください。

感情面に現れるストレスサイン

感情の変化は比較的気づきやすいサインです。些細なことで泣く、怒りっぽくなる、感情の起伏が激しくなるといった様子が見られることがあります。

例えば、落ち着きがなくなる、逆に元気がなくなるなど、これまでと違う状態が続く場合は、ストレスを感じている可能性があります。

身体面に現れるストレスサイン

ストレスがかかると、心だけではなく身体にも影響が出ます。頭痛や腹痛を訴える、微熱が続く、風邪をひきやすくなるといったことは、身体に現れるストレスサインの一つです。

また、再びおねしょが始まる、トイレが近くなる、チックのような症状が出る場合も、ストレスと関係していることがあります。

行動面に現れるストレスサイン

行動の変化は、上の子からの助けを求めるサインとして表れやすいものです。

甘えが強くなる、できていたことを嫌がるといった赤ちゃん返りのほか、急におしゃべりになる、口数が減るなどの変化も見られます。

大人のそばを離れたがらない様子も、よくある反応です。

食欲に現れるストレスサイン

食欲が落ちて量が減る子もいれば、甘いものを強く欲しがるなど、食べ過ぎに向かう子もいます。

急な体重の増減につながることもあるため、日頃の食事の様子を意識して見ておくことが大切です。

睡眠に現れるストレスサイン

寝つきが悪くなる、夜中に目が覚める、怖い夢を見るといった変化は、ストレスの影響を受けやすいサインです。

夜泣きが始まる、ひとりで眠れなくなるなども、心の緊張が続いている可能性があります。

【年齢別】上の子に見られるストレスサインと特徴

上の子に表れるストレスサインは、年齢によって現れ方が異なるものです。ここでは2歳、3歳、4歳、5歳、小学生それぞれの時期に見られやすいサインと、その背景について解説します。。

2歳に多いストレスサインと赤ちゃん返り

2歳の上の子に多く見られるのが赤ちゃん返りです。これまで自分でできていた着替えや食事を手伝ってほしがる、哺乳瓶やおしゃぶりを欲しがる、抱っこを頻繁に求めるといった行動が目立ちます。

2歳はまだ気持ちを言葉で表すことが難しく、行動を通して不安や甘えを伝えようとします。また、この時期はイヤイヤ期とも重なりやすく、自己主張が強まるため、ストレスによる反応と混ざって見えることも少なくありません。

赤ちゃん返りが見られるときは、できる範囲で甘えを受け止めてあげることが大切です。この時期に安心感を得られる経験が、その後の情緒の安定につながります。

3歳に多いストレスサインと自己主張

3歳になると言葉が増え、自分の思いを伝えられる場面が増えてきます。ただし、複雑な感情を整理する力はまだ未熟なため、ストレスを感じると強い自己主張として表れることも多いです。

わがままが増える、反抗的な態度をとる、下の子に意地悪をするなどの行動が見られるほか、親の気を引くために大声を出したり、物を投げたりすることもあります。

この時期は第一反抗期とも重なるため、発達による行動かストレス反応か判断が難しいこともあります。どちらの場合でも、気持ちを受け止めながら落ち着いて関わることが大切です。

4歳や5歳に見られるストレス反応

4歳や5歳になると、周囲の状況を理解し、我慢しようとする力が育ってきます。そのため、表面上は平気そうに振る舞いながら、内側にストレスを溜め込む子が出てくるのもこの時期の特徴です。

この年代では、おなかの痛みや頭痛を訴える、爪を噛むチックが出るなど、体の不調として表れることがあります。園での様子や友達との関わり方が変わる場合も、注意したいサインです。

状況を理解しようとする一方で、気持ちを処理しきれずに苦しんでいることもあるため、言葉にならない思いを汲み取る姿勢が求められます。

小学生に見られる心身の変化

小学生になると、感情はさらに複雑になります。きょうだいの誕生に戸惑いながらも、しっかりしたお兄ちゃん、お姉ちゃんでいようと無理をする子も少なくありません。

その結果、学校に行きたがらない、成績が下がる、友人関係でトラブルが増えるなど、学校生活に変化が現れるのがこの年代の特徴です。家庭では口数が減る、部屋にこもる、イライラをぶつけるといった様子が見られることもあります。

小学生になると、気持ちを言葉にできるようにはなりますが、頭の中ではまだ整理が追いついていないことも多いものです。うまく話せないまま黙り込んだり、別の形で気持ちが出てくることも少なくありません。そんなとき、無理に聞き出そうとせず、そばで聞く姿勢を見せていると、思いがけないところで本音が出てくることがあります。

上の子がストレスを抱える主な原因


上の子のストレスサインに向き合うには、まず何が負担になっているのかを知ることが欠かせません。きょうだいが生まれたあと、上の子が戸惑いやすいポイントはいくつかあります。

親の愛情を下の子に取られたと感じる心理

上の子が強い不安を感じやすい理由の一つに、親の関心が下の子に向いたと感じてしまうことがあります。これまで当たり前だった親との時間や関わりが変わり、急に赤ちゃん中心の生活になると、気持ちが追いつかなくなるのも無理はありません。

授乳やおむつ替えなどで親が赤ちゃんにかかりきりになる場面が増えると、自分は後回しにされているように感じやすくなります。その積み重ねが、寂しさや不安となり、行動や体調の変化として表れるのです。

親の愛情が減ったわけではなくても、上の子自身がそう受け取ってしまうこともあります。だからこそ、言葉だけでなく、触れ合いや関わりを通して、変わらず大切に思っていることを伝え続けることが大切です。

家庭環境や生活リズムの変化による影響

きょうだいの誕生は、家庭の空気や生活リズムにも少なからず影響を与えます。里帰り出産で住む場所が変わったり、園への入園と時期が重なったりなど、環境の変化が一気に重なることも少なくありません。夜泣きに合わせた生活、疲れがたまった親の様子、以前とは違う家の雰囲気は、上の子にも敏感に伝わるものです。

家庭は本来、安心できる場所です。その安心感が揺らいだとき、上の子は理由を言葉にできないまま、不安定な気持ちを抱えてしまうことがあります。そうした変化に気づき、落ち着ける時間を意識してつくってあげることが支えになります。

ストレスサインが出た上の子に親ができる対応策

上の子にストレスのサインが見られたとき、どう関わればよいのか迷うことも多いと思います。ここでは、日常の中で取り入れやすい対応のヒントをいくつかご紹介します。

上の子と2人きりで過ごす時間を意識して作る

上の子の気持ちを落ち着かせるうえで、2人きりの時間を持つことはとても大きな意味があります。下の子を家族にお願いできるときや、ほんのすき間時間でも構いません。上の子だけと向き合う時間を意識してみましょう。

特別な予定を入れる必要はありません。一緒に散歩をする、同じおやつを食べる、絵本を読むなど、何気ない時間で十分なのです。大切なのは、今は自分だけを見てもらえていると上の子が感じられることです。

こうした時間を重ねることで、自分も大切にされているという安心感が育ち、少しずつ表情や行動が落ち着いてくることがあります。

スキンシップを増やして安心感を与える

抱っこやハグといった触れ合いは、言葉以上に気持ちを伝えてくれます。上の子が不安定な様子を見せているときほど、意識してスキンシップを増やしてみましょう。

朝起きたときに軽く抱きしめる、話を聞くときに体を寄せる、寝る前に頭をなでるなど、日常の中に取り入れられる形で構いません。触れ合うことで、子どもは自然と安心感を得やすくなります。

また、触れる側の大人自身も気持ちが和らぐことがあります。忙しい中でも、短い時間でいいので意識してみてください。

日々の行動や頑張りをたくさん褒める

上の子の小さな行動を見つけて言葉にすることも、大切な関わりの一つです。褒められることで、自分はちゃんと見てもらえていると感じやすくなります。

何かができた結果だけでなく、取り組もうとした姿勢に目を向けてみましょう。手伝ってくれたときに助かったよと伝える、自分でやろうとしたときに頑張ったねと声をかけるなど、日々の積み重ねが安心感につながります。

また、大好きだよ、大切だよといった気持ちは、言葉にして伝えることが大切です。照れずに繰り返し伝えることで、上の子の心に届いていきます。

規則正しい生活習慣を整える

生活のリズムを整えることも、ストレスを和らげる助けになります。十分な睡眠や食事、体を動かす時間は、心と体を安定させる土台です。

朝起きて光を浴びる、できるだけ決まった時間に食事をとるなど、無理のない範囲で意識してみましょう。下の子のお世話で難しい日もあると思いますが、できるところからで構いません。

上の子の生活リズムを意識して守ることが、結果的に気持ちの安定につながっていきます。

上の子にしてはいけないNG対応


上の子にストレスのサインが出ているとき、良かれと思って取った行動が、かえって負担になってしまうこともあります。ここでは、特に気をつけたい対応を見ていきましょう。

下の子やほかの子どもと比較する

上の子を下の子や周囲の子と比べる言葉は、できるだけ避けたいところです。お兄ちゃんなのに、妹はできているのにといった一言は、思っている以上に心に残ります。

比べられることで、上の子は自分は劣っているのではないかと感じやすくなるのです。その気持ちが重なると、自信を失ったり、下の子への反発が強まったりすることもあります。

また、お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだからと我慢を求めることも、上の子には大きな負担になります。役割を押しつけるのではなく、一人の子どもとして向き合う姿勢が大切です。

上の子から見られるサインを放置する

忙しさの中で、これくらい大丈夫だろうとサインを見過ごしてしまうこともあるかもしれません。ただ、気づいてもらえない経験が続くと、上の子は自分は後回しにされていると感じやすくなります。

その結果、行動がさらに激しくなったり、体の不調として現れたりすることも少なくありません。気持ちの不安定さが長引いてしまうケースもよく見られます。

毎回きちんと対応できなくても問題ありません。今は難しいけれど、あとで話そうねと声をかけるだけでも、気にかけてもらえているという安心感につながります。上の子のサインを受け止めようとする姿勢を見せることが何より大切です。

【まとめ】上の子のストレスサインを見逃さないことが大切


きょうだいの誕生は喜ばしい一方で、上の子にとっては大きな環境の変化でもあります。感情や行動、体調、食事や睡眠などに現れる変化は、上の子からの小さなサインです。

ストレスの表れ方は、2歳から小学生まで年齢によって異なりますが、どの時期でも大切なのは気持ちに寄り添い、変わらず愛情を伝えることです。二人きりの時間をつくる、触れ合いを増やす、よく褒めるといった関わりが、心の安定につながっていきます。

忙しい毎日の中で、思うように向き合えないと感じることもあるでしょう。完璧である必要はありません。少しずつでも、あなたを大切に思っている気持ちを伝え続けてください。

もし気になる状態が続く場合や発達面で不安があるときは、専門家に相談することも一つの選択です。ひとりで抱え込まず、子どもに合った支え方を一緒に考えていきましょう。

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