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愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室の概要と特徴を紹介

2025.08.22
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愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室は、愛知県田原市に位置し、知的障害の生徒が特別支援学校への長時間通学の負担を軽減するため、2020年4月に開校されました。潮風教室は、愛知県立福江高等学校内に設置されており、特別支援教育を提供しています。このコラムでは、愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室の概要と特徴を紹介します。

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室の概要

校訓

「体力、気力、学力」を掲げ、この校訓をもと、生徒一人ひとりのニーズに沿った、創意工夫のある教育活動を通して、自立や社会参加するための基礎となる「生きる力」の育成を目指しています。

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室設置の目的

渥美半島先端地域に住んでいる知的障害を持つ生徒は、これまで最寄りの特別支援学校の通学に長時間かかり、生徒と保護者に大きな負担となっていました。
そのような状況を改善すべく、2020年4月に愛知県は愛知県立福江高等学校内に、愛知県立豊橋特別支援学校の分教室である潮風教室を設置しました。

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室の設置により、生徒は住み慣れた地域で特別支援教育を受けることが可能となり、地域の高等学校や特別支援学校の生徒が自然と交流し、お互いが支え合い誰もが対等に生活できる社会の実現を目指しています。

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室名称の由来

田原凧は江戸時代から受け継がれてきた田原市の伝統行事で、「初凧」は子どもの誕生と健やかな成長を願って揚げられます。
この風習には、凧を潮風に乗って空高く舞いあがるように「子どもたちも大きく育ち、社会へと羽ばたいていく支援をする分教室」になることを願う思いが込められています。
また、潮風の名称は、田原市の自然や風土にちなんでおり、生徒たちが海から吹く風のように、力強くたくましく生きていくことへの願いも込められています。

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室の教育課程

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室では、各教科等を統合した指導(生活単元学習・作業学習)を中心に、卒業後の社会生活と密接に関連する内容を体験的に学習します。
また、校内実習や産業現場等での実習を通じて、働くために必要な技能や態度を身につけます。

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室の学校行事

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室では、地域社会との連携を重視し、さまざまな学校行事を行っています。
過去、次のような行事の参加を行いました。

●たかしの祭りへの参加
たかしの祭りでは、作った製品の販売や、バザーや企画展の見学などを行いました。

●生活体験学習
生活体験学習の一環として、豊橋市視聴覚センターのプラネタリウムを訪問しました。

●窓清掃のボランティア活動
福江市民館で窓清掃のボランティア活動を行いました。

●あい福の里との農業交流体験
就労継続支援センター「あい福の里」で農業交流体験として玉ねぎの収穫を行いました。

●トライアスロンボランティア
トライアスロン伊良湖大会のボランティア活動に参加しました。

入学案内

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室は、田原市旧熱海町・旧赤羽根町に住んでいる、中学校または特別支援学校中学部を卒業した知的障害のある生徒で、自宅から公共交通機関または徒歩等による通学が可能な生徒を対象となります。
入学希望者は、出願手続きを行う前に、愛知県立豊橋高等特別支援学校潮風教室の教育相談を受ける必要があります。
教育相談は、学校の休日を除いていつでも受け付けています。

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室の場所

〒 441-3613
愛知県田原市古田町岡ノ越6

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室までのルート

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室は、豊橋鉄道渥美線三河田原駅から豊鉄バス伊良湖本線で28分、福江バス停下車後、東へ徒歩約15分の場所に位置しています。

まとめ

愛知県立豊橋特別支援学校潮風教室は、田原市旧熱海町・旧赤羽根町に住んでいる、中学校または特別支援学校中学部を卒業した知的障害のある生徒を対象に、地域に根差した特別支援教育を提供しています。
長時間通学の負担を軽減し、地元で質の高い教育を提供できる環境を整えることで、生徒が安心して学び、自立や社会参加するための基礎となる「生きる力」を身につけています。

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