愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室は、愛知県北設楽郡に位置し、知的障害のある生徒を対象として特別支援教育を提供しています。
山嶺教室は、愛知県立田口高等学校内に設置されており、地域の高等学校の生徒と自然な交流によるノーマライゼーションの理念の実現を目指しています。
このコラムでは、愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室の概要や特徴を紹介します。
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室の概要
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室の教育目標
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室の教育目標は、児童生徒一人ひとりのニーズに沿った、創意工夫のある教育活動を通して、自立や社会参加するための基礎となる「生きる力」の育成です。
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室設置の目的
山嶺教室設置の目的は以下の3点です。
●知的障害を持っている生徒が住み慣れた地域で特別支援教育を受け、自立と社会参加を目指すことを支援するため
●生徒が長時間の通学時間を解消し通学の負担を軽減することで、快適に学べる環境を提供するため
●地域の高等学校や特別支援学校の生徒が自然に交流し、お互い支え合い誰もが対等に生活できる社会の実現を目指すため
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室名称の由来
明治11年に北設楽郡は設置されたのですが、その当時の北設楽郡の様子を歌った歌があります。その歌詞の中に出てくる歌詞から名付けられました。
北設楽郡歌は、自然の美しさとともに生きる地域の人々が、自分たちのルーツを誇りに思い、未来に向かって力強く歩んでいく姿をあらわした歌です。
「山嶺教室」という名称は、地域との深いつながりと、教育を通じて生徒たちが高みを目指す姿勢をあらわしています。
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室の特徴
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室の学校行事
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室では、地域社会との連携を重視し、さまざまな学校行事を行っています。代表的な学校行事を紹介します。
文化祭
毎年11月に、愛知県立田口高等学校や設楽町民と合同で文化祭を開催しています。この文化祭では、生徒たちが日頃の学習成果を発表し、周辺の生徒や地域の方々との交流を深めています。
窯業製品の制作と販売
作業学習の一環として、ペン立てやマグカップ、小皿などの窯業製品を制作し、文化祭などで販売しています。このような活動を通して、生徒たちはものづくりの楽しさや販売経験を積むことができます。
音楽活動
音楽の授業で合唱やウクレレなどの楽器演奏を練習し、文化祭などで発表しています。愛知県立田口高等学校の生徒と合同で演奏することで、他の人と役割を分担しながらひとつのことに取り組む大切さを学べます。
入学案内
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室は、北設楽郡3町村(設楽町、東栄町、豊根村)の中学校を卒業した知的障害のある生徒のうち、自宅から公共交通機関または徒歩等による通学が可能な生徒を対象としています。
入学希望者は、出願手続きを行う前に、愛知県立豊橋高等特別支援学校山嶺教室の教育相談を受ける必要があります。教育相談は、学校の休日を除いていつでも受け付けています。
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室の場所
〒 441-2302
愛知県北設楽郡設楽町清崎字林ノ後5番地2
学校までは、田口バス停から徒歩約5分です。
まとめ
愛知県立豊橋特別支援学校山嶺教室は、北設楽郡3町村の中学校を卒業した知的障害のある生徒を対象に、地域に根差した特別支援教育を提供しています。地域の高等学校や住民との連携を深め、さまざまな活動を通じて、お互い支え合い誰もが対等に生活できる社会の実現を目指しています。