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シャフリングベビーとは?特徴や原因とサポート方法を紹介

2026.03.02
  • 発達障害
  • その他障害・疾患
  • 支援方法・家庭での過ごし方

「うちの子、はいはいをしないでおしりで移動しているけど、大丈夫かな?」そう感じたことはありませんか?このような動き方をする赤ちゃんは「シャフリングベビー」と呼ばれ、はいはいをせずに座ったまま移動するのが特徴です。多くの場合、成長とともに自然に歩き始め、発達に問題がないことがほとんどですが、原因や見守り方によっては専門的なサポートが必要になることもあります。
そこで本記事では、シャフリングベビーの特徴やその原因、ご家庭でできるサポート方法などについてわかりやすく解説します。

シャフリングベビーとは


シャフリングベビーとは、四つ這いのはいはいをせず、おすわりの姿勢のままおしりを使って移動する赤ちゃんを指します。
この動きは「いざりばい」や「尻ばい」とも呼ばれることがあります。特徴として、うつぶせの姿勢を嫌がったり、寝返りをあまりしない傾向があります。また、両脇を支えて立たせようとしても、足を床につけずに曲げたままにすることも多いです。これらの動きは、下肢の筋緊張がやや低いことが関係しているとも考えられています。

「他の赤ちゃんと動き方が違うけど、これって普通?」と悩んでいませんか?シャフリングベビーとは、はいはいをせずにおしりを使って移動する赤ちゃんのことを指します。この移動方法には個人差があり、一見珍しく感じられるかもしれませんが、実際には一定の割合で見られる行動です。

この時期の赤ちゃんの一般的な発達

一般的に赤ちゃんは、生後6〜10か月頃に四つ這いのはいはいを始め、その後つかまり立ちや歩行へと進んでいきます。
しかし、シャフリングベビーの場合、はいはいをせずにおすわりの姿勢で移動し、歩き始める時期も1歳半から2歳頃と遅れる傾向があります。ただし、知的な発達には問題がないことが多く、歩行が始まれば他の子どもと同じように成長していくケースがほとんどです。発達の進み方は個人差が大きいため、温かく見守ることも大切です。

はいはいとの違いと見分け方

はいはいは、赤ちゃんが四つ這いで手と膝を使って移動する一般的な動きです。一方、シャフリングベビーは先述のように、おすわりの姿勢でおしりを使って移動します。
見分けるポイントとして「うつぶせの姿勢を嫌がる」「寝返りが少ない」「立たせようとしても足を床につけない」などの特徴が挙げられます。これらの違いを理解し、子どものそれぞれの成長スピードとして受け止めることも必要です。

シャフリングベビーに多くみられる特徴


シャフリングベビーには、以下の特徴がみられることが多いです。

いざりばいをする

いざりばいは、座った状態で手をつき、お尻を引きずって移動する行動です。なかには、片方ずつお尻を上げて跳ねるように移動する子どももいます。

いざりばい自体は、赤ちゃんの発達のなかで見られる動きのひとつです。

うつぶせを嫌う

シャフリングベビーのなかには、うつぶせを嫌う子が多いです。うつぶせに寝かせると泣いて嫌がったり、すでに寝返りができる場合は仰向けや横向きに体の向きを移動させたりする傾向にあります。

首が座るのが遅い

シャフリングベビーのなかには、首が座るのが遅い子も多くみられます。もちろん、首が座る生後3か月前後でいざりばいが見られる子どもはいないため、首の座りの有無でシャフリングベビーがどうか判断することはできません。

歩行の発達が遅い

シャフリングベビーには、腰が座りお座りができるようになる発達以外の部分で、発達が遅い傾向があります。そのため、ハイハイや掴まり立ち、歩き出すのも遅く、心配する保護者の方も少なくないでしょう。

足裏に感覚過敏の傾向がみられる

シャフリングベビーには、足裏に感覚過敏の傾向がみられるケースが多いです。抱っこして床に足を着けさせようとしても、膝を曲げて足裏が床に着かないように踏ん張る姿勢がよく見られます。

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シャフリングベビーになる原因


「どうしてはいはいじゃなくておしりで動くの?」と不思議に思う保護者の方も多いのではないでしょうか?シャフリングベビーの移動は、体の使い方のクセや筋肉の発達状態、赤ちゃん自身の好みなど、さまざまな要因が関係していると考えられています。
ここでは、遺伝的な要素や筋肉・関節の柔らかさ、発達障害との関連など、シャフリングベビーの動きに影響を与える可能性のある原因※について、わかりやすく解説していきます。

※さまざまな諸説があり、シャフリングベビーの原因は解明されていない部分が多く、医学的にはまだ研究中の段階

遺伝や体の使い方のクセが関係

シャフリングベビーの動きは、遺伝的要因や個々の体の使い方のクセが影響している可能性があるとされています。
シャフリングベビーの親や兄弟にも同様の移動パターンが見られる実例があるようです。また、赤ちゃんがうつぶせの姿勢を好まない場合や、四つ這いよりも座った姿勢での移動を快適と感じる場合、シャフリングの動きを選択することがあります。これらは赤ちゃん一人ひとりの個性や好みによるもので、発達に問題があるとは限りません。

筋肉や関節の柔らかさからの影響

シャフリングベビーには、下肢の筋緊張がやや低い傾向が見られることがあります。
筋肉や関節が柔らかいと、四つ這いの姿勢をとるのが難しく感じられ、座ったままでの移動を選ぶことがあります。このような筋緊張の低下は、非常に軽度であり、歩行開始がやや遅れることがあるものの、ひとりで上手に歩けるようになれば、その後の運動発達には問題がないことが多いとされています。

発達障害との関連性について

シャフリングベビーと発達障害との直接的な関連性は明確には示されていません。
多くの場合、シャフリングベビーは運動発達段階のひとつとして捉えられているでしょう。ただし、まれに自閉スペクトラム症などの発達障害に関連しているケースも報告されています。その場合、座ったまま移動する以外にも、言葉の発達の遅れや視線が合いにくいなど、他の特徴も合わせて総合的に診断されます。子どもの発達に関して気になる点がある場合は、専門家に相談されることを推奨します。
子どもの成長には個人差があり、シャフリングベビーもそのひとつの表れです。温かく見守りながら、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることで、子どもの健やかな成長をサポートしていきましょう。

シャフリングベビーにおすすめの家庭でできるケア


「このままで大丈夫?何かできることはある?」という不安を感じる保護者の方もいるでしょう。シャフリングベビーは、成長に大きな問題がないケースも多く、安心して見守ることはひとつの選択肢です。ただし、筋力を育てる遊びや、はいはいを促す環境づくりなど、家庭でできるサポートもあります。
そこで本項では、ご家庭で取り入れやすい体づくりの工夫についてご紹介していきます。

うつ伏せの練習をする

日常の遊びやスキンシップを通じて、子どもの体づくりをサポートしましょう。
たとえば、うつぶせ遊びを取り入れることで、背中や首の筋肉を鍛えることができます。また、親子でのふれあい遊びやマッサージを通じて、全身の筋肉の発達を促すことも効果的です。子どもが楽しめる範囲で、無理のないように取り組んでみてください。

足の裏をマッサージする

足裏の感覚過敏が原因でいざりばいをしている場合、足の裏をマッサージして刺激に慣れさせる方法もおすすめです。
足の裏を触ったり、少し押したりして、さまざまな刺激を与えてみましょう。最初は嫌がることも多いため、無理強いしないよう徐々に刺激に慣れさせるのがおすすめです。

体を動かす遊びをする

はいはいを促すためには、子どもが自由に動ける安全なスペースを確保し、興味を引くおもちゃを少し離れた場所に置くなどの工夫が有効です。
また、子どもが動こうとする際に優しく声をかけ、励ますことで、安心して挑戦できる環境を作りましょう。子どものペースを尊重し、無理強いせずにポジティブに見守ってあげることが大切です。

成長を見守る

シャフリングベビーは、多くの場合、歩き始める時期がやや遅れるものの、その後の発達には問題がないとされています。
子どもの個性や特性として受け止め、温かく見守ることが大切です。ただし、他の発達面も気になることがある場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。

シャフリングベビーは発達障害なの?


シャフリングベビーにみられるいざりばいは定型発達の子どもにも見られる行動です。そのため、シャフリングベビーだからといって発達障害と断言できる訳ではありません。

しかし、シャフリングベビーのなかに低緊張(体中の筋肉が緊張しにくく柔らかい)や足裏の感覚過敏など、発達障害児にみられる特性が多いのも事実です。

シャフリングベビーに加えて、以下の特徴がみられる場合は、発達について専門機関に相談してみるのもよいかもしれません。

  • 目が合わない
  • 笑わない
  • 後追いがない
  • 人見知りが全くない
  • 呼びかけても反応しない

シャフリングベビーの多くは生後1歳前後にいざりばいが見られるため、そもそもこの時点で発達障害の有無を診断・確定するのは難しいです。不安になるかもしれませんが、まずは成長を見守りながら、不安な点について相談できる場所を見つけておきましょう。

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受診する目安と相談機関


シャフリングベビーは、発達障害の他に脳性麻痺や神経の病気が原因しているケースもあります。
以下に当てはまる場合、医療機関を受診してみることも検討してみてください。

  • 歩行できるようになっても、片脚を引きずって歩いている
  • 筋肉の脱力がみられる
  • 掴まり立ちを始めても、足裏が内側もしくは外側に向いている

その他にも、発達を通じて異常を感じる際には、医療機関に相談してみるのがおすすめです。

相談できる相談機関

地域の保健センターや保健所 発達に関する相談や情報提供を行っています。
子ども家庭支援センター 子育てに関する総合的な相談窓口として、専門的な支援を提供しています。
小児科 子どもの健康や発達について、専門的な診断やアドバイスを受けることができます。

これらの専門的な機関を活用し、子どもの成長をサポートしていきましょう。
子どもの成長には個人差があります。焦らず、子どものペースを大切にしながら、必要に応じて専門家のサポートを受けていきましょう。

シャフリングベビーの特徴とサポート方法のまとめ

シャフリングベビーとは、はいはいをせず、おすわりの姿勢でおしりを使って移動する赤ちゃんのことを指します。
一見珍しいように思えますが、一定の割合で見られる発達段階の一つで、多くの場合はその後しっかり歩けるようになり、発達に問題がないケースがほとんどです。
原因としては、遺伝や体の使い方のクセ、下肢の筋緊張の低さ、関節の柔らかさなどが関係しているとされ、まれに発達障害と関連していることもあります。家庭では、うつぶせ遊びやスキンシップ、はいはいを促す工夫を取り入れることが大切です。
不安を感じた場合は、保健センターや子ども家庭支援センター、小児科などの専門機関に相談することで、安心して対応できるサポートにつながります。焦らず、子どもの個性として温かく見守りながら、必要に応じて支援を受ける姿勢でサポートしていきましょう。

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