発達障害とは 発達障害の療法

発達障害の療法

音楽療法

音楽療法は、音楽を用いたセラピーです。ただ、歌ったり、聴いたりすることとは異なり、音楽療法士がニーズに合わせて、意図的に音楽を用い、対象となる人の回復や変容をめざします。

音楽療法は、日本音楽療法学会では、以下のように定義されています。

「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」

(出典:日本音楽療法学会 http://www.jmta.jp/)


音楽療法を専門的に提供している人が、音楽療法士です。日本での音楽療法士は、いくつかの団体が独自に認定している民間資格です。

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理学療法(PT)

理学療法は「理学療法士及び作業療法士法」第2条では以下のように定義されています。

「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」

(引用:公益社団法人 日本理学療法士協会サイト)


病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対して、運動機能の改善や維持を目的に行います。運動そのものへのアプローチだけではなく、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。また、対象となる人が、日常生活や社会生活に戻って、その人らしく過ごせるようにサポートを行っていきます。

この治療法を専門的に実施する人が理学療法士(PT:Physical Therapist))です。理学療法士は、国家資格であり、所定の養成校を卒業して国家試験に合格することが必要な資格です。

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作業療法(OT)

作業療法では

・基本的動作能力(運動・知覚、心配・精神・認知などの心身機能)
・応用的動作能力(食事・トイレ・家事など日常生活で必要となる活動)
・社会的適応能力(地域活動への参加・就労・就学)

といった3つの能力を維持、改善することで作業療法を必要とする人が、本人らしい生活を送ることを目標にします。

作業療法(OT)では、日常生活にサポートが必要な人に作業を通して働きかけます。「食べる」「着替える」「入浴する」など、日常生活に関わる全ての活動は「作業」にあたります。家庭の中だけではなく、遊びや車の運転など、あらゆることが作業と考えることができます。
また、生活に必要な動作の維持や獲得だけではなく、それぞれが社会の中での役割や繋がりを持てるようサポートを行っていきます。

この治療法を専門的に実施する人が、作業療法士(OT:Occupational Therapist)です。作業療法士は国家資格であり、所定の養成校を卒業して国家試験に合格することが必要な資格です。」

(引用・参考:公益社団法人 日本作業療法士協会サイト)

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薬物療法

薬物療法とは、さまざまな病気や障害において、命をおびやかしたり、生活に支障をきたしたりする症状を、化学的な薬によって改善させる方法です。

薬には症状の原因を根本的に除去することを目的とするものだけではなく、症状を軽減してコントロールし、痛みの緩和や生活のしやすさなどを目指すものもあります。

さまざまな病気や症状を合併している人もいるため、使用する薬の種類や量、組み合わせなどを考慮しながら治療が行われます。薬物療法はすぐに期待される効果が得られるとは限らず、定期的に状態を確認しながら薬の調整を行うことになります。

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言語聴覚療法

言語聴覚療法は、何らかの原因によってことばやコミュニケーションに難しさがある人が、自分らしく毎日を過ごせるよう、ことばやコミュニケーションに関わる機能の回復や、維持向上を目指して必要な指導、助言、環境の調整などを行います。また、食べ物を食べたり、飲み込んだりすることに難しさがある人についても支援を行います。

そして、言語聴覚療法を行う専門家が言語聴覚士(ST:Speech−Language-Hearing Therapist)です。言語聴覚士は国家資格であり、所定の養成校を卒業して国家試験に合格することが必要です。

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心理療法

「心理療法は、個別や集団での対話、教示、訓練を通して、対象となる人の認知・行動・感情・身体感覚に変化を起こさせることで、心理的な疾患の治療や、精神的な健康の回復や維持、増進をはかろうとするものです。」

(参考・引用:一般社団法人 日本臨床心理士会)


心理療法は、特定の訓練を積んだ専門家(臨床心理士など)によって行われています。平成30年に心理職としては初の国家資格である公認心理師試験が実施されます。

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ソーシャルスキルトレーニング(SST)

ソーシャルスキルには統一した定義はありませんが、社会の中で必要なスキルを広くソーシャルスキルととらえることができます。

以下に挙げたように、世の中には暗黙のルールと呼ばれる非常に抽象的なルールが存在しています。人は生活する場所や年齢に応じて、人との関わり方や場面に応じたルールを知り、生活の中で活用していきます。

・ものごとの善悪
・さまざまな場面でのルール
・意見の伝え方
・相手の意見の聞き方
・自分の感情を上手に表現する など

ソーシャルスキルは、普段の生活の中で、あるいは年齢に応じた集団の中で学んでいくものです。たとえば小学校では、同年代の子どもたちとの関わりを通して自然に学ぶだけではなく、授業の中でも社会科見学に出かける際のマナーを学んだり、意見の伝え方や聞き方を学んだりしていくでしょう。一方で、家庭生活の中でいつのまにか学んでいるものも多くあります。

しかし、中にはその子に適した方法を用いて、細かなステップを踏んで丁寧に学んでいくことが必要な子どもたちがいます。ソーシャルスキルを、本人に合った方法で練習していくことをソーシャルスキルトレーニング(SST)と呼びます。

ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、心理士やセラピストが行うこともありますが、幼稚園や保育園、学校の先生が行ったり、家庭の中で両親が行ったりすることもあります。

>>ソーシャルスキルトレーニング(SST)について


行動療法(応用行動分析)

行動療法は、応用行動分析(Applied Behavior Analysis)と呼ばれることもあり、さらに英語表現の頭文字をとってABAと呼ばれることもあります。

行動療法は学習理論にもとづいて、さまざまな精神症状や、自閉症やADHDなどの発達障害の人たちを支援する心理療法のひとつです。行動療法は、学習理論のなかでも主に行動分析学の考え方をもとにしています。

行動療法では、人のこころの動きや行動は個人の内面だけによるものではなく、周囲をとりまく環境との相互作用にあると考えます。何かしらの課題となる行動があれば、環境との関係性を分析することで解決のためのヒントを見つけだします。必要な行動はより定着するように関わり、不要な行動は別の行動に修正したり、なくしたりしていけるように関わります。

行動療法は主に心理職が行います。しかし、他職種であっても、それぞれの専門性において生かしているという人もいます。子どもの分野であれば、教師や、リハビリテーションに関わるセラピストなどで学んでいる人がいるでしょう。

>>行動療法(応用行動分析)について


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