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発達検査ウィスクIV・ウィスク3と何が変わったのか

2015.1.14
  • 個別支援塾
  • ステラブログ

●WISCをはじめ、発達検査は定期的に改訂される必要がある。
●WISC-ⅢからWISC-Ⅳへの変更点は以下の3点
・動作性IQと言語性IQが廃止に
・試験時間が短縮され、一部の下位検査は変更・削減された
・用語名称が変更

以前の記事でWISC-Ⅳ(発達検査の一つ)の概要について説明しました。
その記事を書くにあたり、ステラに在籍している先生から発達検査について、いくつかお話を聞きました。

さてその話を聞いているうちに、数年前までは前のバージョンのWISC-Ⅲという発達検査が一般的に使われていたのですが、数年前の改訂により、うまく移行が進み、現在全国的にWISC-Ⅳが使用されるようになったということを知りました。
(ステラ個別支援塾ではWISC-Ⅳを受験していただくことができますよ。)

そこで、WISC-ⅢからWISC-Ⅳへの改訂にあたり変更された点について紹介しようと思います。

一般に・・・

まず、一般にWISCに限らず発達検査は定期的に改訂される必要があるそうです。
なぜなら、発達検査の問題をその時代の社会にあったものに更新する必要があるため。
他にも、発達検査の問題が流出してしまうからか、テストの得点が年々高くなる現象が起きるためです。

WISC-ⅢからWISC-Ⅳへの変更点

まずWISC-Ⅳは2010年に刊行されました。
変更点を1つずつ説明していきます。

・動作性IQと言語性IQの廃止
WISC-Ⅲまでは動作性IQと言語性IQが算出されていましたが、WISC-Ⅳからは算出されなくなりました。
なぜならば、下位検査での得点にばらつきがあると、意味を持たず有用ではなくなってしまうため。
また、この発達検査で測定している知能因子はこの2つではないためです。

WISCの基本構成の変化
(引用:J-STAGE(https://www.jstage.jst.go.jp/article/arepj/52/0/52_238/_pdf))

・試験時間の短縮、下位検査の変更・削減
WISC-Ⅲでは下位検査が12あったのに対し、WISC-Ⅳでは下位検査が10になりました。そのため試験時間も短くなり受験生の負担は減少しました。
また下位検査の中にも変更されたものもあります。
また使用する道具も変わり、測定者の負担も軽減されました。

・細かい用語の変更
現在WISC-Ⅳでは「指標得点」と呼ばれている得点のまとまりが、WISC-Ⅲでは「群指標」と呼ばれていました。
また、その中でも
群指標(WISC-Ⅲ)→指標得点(WISC-Ⅳ)

言語理解(VC)→ 言語理解指標(VCI)
知覚統合(PO)→ 知覚推理指標(PRI)
注意記憶(FD)→ ワーキングメモリー(WMI)
処理速度(PS)→ 処理速度指標(PSI)

と改められました。

[参考]
・一般財団法人特別支援教育士資格認定協会(2012)『特別新教育の理論と実践』
・筑波大学 人間系(http://www.human.tsukuba.ac.jp/~dairoku/files/Resume121031.pdf)
・ハイリスク児フォローアップ研究会(http://highrisk-followup.org/study/pdf/pr28.pdf)

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