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日本小児診療多職種学会にて、染色体異常があるお子さんへの構音訓練事例を報告しました

2026.02.19
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2月7日(土)、2月8日(日)に開催された日本小児診療多職種学会に参加してきました。会場は山形市にあるやまぎんホール。学会2日目にステラ幼児教室での構音訓練の事例を報告しました。

染色体異常があるお子さんへの構音訓練事例の報告

染色体異常があるお子さんへの介入事例です。当該染色体異常は、およそ数万人に1人という割合で起こり、運動発達や知的発達がゆっくりとなり、症状には個人差が多いと言われています。

方法

・期間:202X年5月から202X+1年2月、月1~3回以上の個別レッスンにて1回約25分間実施
・目標:非同一音が連続する音声模倣を音声提示のみで表出(あーぱー等)
・内容:
① 舌運動(舌圧子使用→模倣)
目的:構音機能の基礎づくり

② ブローイング(ストロー)
目的:構音機能の基礎づくり

③ 単音の音声模倣
目的:構音可能な音に似た新しい構音の産生

④ 資格支援(カード)と動作による2モーラ以上の無意味音の音声模倣
目的:単語の音声も方へ繋げる

⑤ 単語の音声模倣
目的:同一単語での構音変化の確認

経過

発表では、本児の音声表出の様子の録音を再生しました。介入前と介入後の比較でお伝えしたので、その成長ぶりを伝えることができました。

考察

運動発達の遅れにより構音器官のコントロールが困難でしたが、課題に取り組む姿勢が良好という児の個人因子に加え、構音訓練により構音器官を意識的に操作する経験を重ねたことで、前舌音などの新たな構音習得につながったと考えられます。
従前より非同一音が連続する構音訓練は困難でしたが、視覚支援や動作を併用することで構音操作への刺激が入ったと考えられます。
さらに、ブローイングの実施で意図的な呼気が容易になり、併せて2モーラ以上の無意味音を意識的に構音する経験を重ねたことで、単語の音声模倣において構音可能な子音が増加したと考えられます。

引き続き理解文字の増加を目指し、並行して音声提示のみの音声模倣や自発話での正しい構音の移行にもつなげていきたいです。

聞いていただいたたくさんの方々、学会の運営スタッフの方、さらには保護者様への感謝申し上げます

数万人に1人という稀な染色体異常を持つ児への介入事例ということもあり、たくさんの方が足を止め、熱心に発表を聞いていました。
このような発表へのご理解をいただいた保護者様、およびこのような場を準備いただいた小児診療多職種学会の運営スタッフの皆様に感謝を申し上げます。

これからも会社全体で自己研鑽を積み重ねながら、質の高い支援を行なっていきたいと思っています。

これまでの学会参加記事です(一部)

音声表出が困難だった子が、DropTap(ドロップタップ)を使って音声表出に繋がった一例(第10回小児診療多職種連携研究会での報告内容)

ドロップタップ(DropTap)について、日本コミュニケーション障害学会(第49回)にてポスター発表行いました

日本コミュニケーション障害学会(第49回)に参加しました

トークアクティブについて、小児診療多職種研究会(第9回)にて報告を行いました

小児診療多職種研究会(第8回)にて報告を行いました

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