こんにちは。名古屋市・豊田市の発達障害専門の個別指導塾・児童発達支援のステラ幼児教室・個別支援塾です。

６月に新しくオープンした千種校。
 
生徒さん達も少しずつ増え、賑やかになりつつあった夏。
私たちの学び舎が、突如色めき立ちました。
 
「千種校、移転です」
 
開校してまだ３か月。
千種橋ビル、見晴らしのいい７階。
生徒さん達、保護者の方々、教師陣、事務員もやっと慣れ始めたこの校舎。
まさかこんなに早く別れの日が訪れるなんて……。
 
しかし決まったことは仕方がありません。
はやる気持ちを抑えて、塾長に尋ねます。
 
「移転って、一体どこへ」
「８階です」
 
真上でした。
 
とは言え、引っ越しは一大イベント。
まだ見ぬ新しい校舎に、子どもたちはわくわくです。
「いつから？　いつから？」
期待に満ち満ちた表情で、指折り数えて移転を待ちます。
そんな様子にあおられて、私の胸も高鳴った９月。
 
そして１０月。
新校舎のドアを開け、生徒さんがやってきます。
元気いっぱい駆け込んでくる子。
おそるおそるドアから顔をのぞかせる子。
新しい校舎に足を踏み入れた途端、みんなが口をそろえてこう言いました。
 
「変わってないじゃん」
 
そうです。
間取りが同じなら、物の配置もそのまんま。
教師ですら「あ、変わってないんですね」と薄ら笑うほど、代わり映えのない室内。
最初から８階だったかしらと、キツネにつままれたような気分です。
 
明らかに瞳の輝きが失せる子どもたち。
 
「でも前と同じで落ち着くでしょ？」
すかさずフォローをする私に、
「うん、まぁね……」
そうさみしげに答えるのでした。
 
そんな子どもたちでしたが、「ちょっと高くなった」と窓の外を眺めたり、「前の感じと違う」と壁に触ったり。
細かな違いを見つけては報告してくれます。
 
どんなことも楽しむ、みんなの心意気。先生はうれしいです。
 
 
そんな千種校に、ここ４か月で一番の変化。
待合室に新しいテーブルのお目見えです。
 

 
もちろんすぐに気がつく子どもたち。
 
「カフェみたいでオシャレでしょ？」
すかさず得意気に言う私に、
「うん、まぁね……」
そう曖昧に答えるのでした。
 
大人に気をつかう、みんなの大人な対応。先生はうれしいです。